- 子育てと共働きが重なると、自分の食事や体のことは後回しになりやすいです。
- 富士市・富士宮市のように車移動が多い地域では、自然に歩く機会も減りやすくなります。
- 遅い夕食、睡眠不足、ストレス、送迎や家事が重なると、少しずつ体重が増えやすくなります。
- それは意志の弱さだけではなく、生活の仕組みそのものが影響していることも多いです。
- だからこそ、完璧を目指すより、今の生活の中でできる小さな工夫から始めることが大切です。
- 自己流で難しいときは、相談先を持つことも自然な選択肢のひとつです。
子育てしながら共働きをしていると、気づけば体重が増えていた
いつから増えたのか、正直よくわからない。
産後からじわじわと、あるいは共働きになってから少しずつ。気がつけば健康診断の数字が去年より上がっていて、久しぶりに着ようとしたジーンズのボタンが閉まらなくなっていた。「そのうち戻るだろう」と思っていたのに、戻るどころか毎年少しずつ増えている。
そんな感覚を持ちながら、それでも毎日を必死にこなしている方へ、この記事を書いています。
「自分のことは後回し」が続く生活の現実
朝は子どもを起こすことから始まります。朝食の準備、着替えの手伝い、保育園や学校の荷物確認。自分のことは最後で、出勤前にパンを一枚かじるだけで精一杯、あるいはそれすら省略してしまう日もある。
仕事中は仕事中で、昼休みをまともに取れないことも多い。デスクで何かつまんで終わり、という日が続く。
夕方になれば子どもの迎えに行って、帰り道でスーパーに寄って、帰宅してから夕飯の準備をして、子どもを風呂に入れて、寝かしつけをして——。ようやく「自分の時間」が来るのは、もう21時や22時を過ぎている。
そこで「さあ運動しよう」「食事を記録しよう」となれるかというと、正直難しい。疲れ果てた状態で意志の力を使い切ったあとに、ダイエットに取り組む気力が残っているかどうか。現実には、ソファに座ってスマホを見ながら、つい何かをつまんでしまうことのほうが多いのではないでしょうか。
それは怠けているのではなく、そういう一日の構造になっているからです。
体重が増えていると気づいたとき、罪悪感より先に疲れを感じませんか
体重計に乗るのが怖くなったことはありますか。「また増えているかもしれない」と思うと、なんとなく避けてしまう。健康診断の結果を見て、「今年こそ頑張ろう」と思ったのに、気づけばまた何もできていない。
「また続かなかった」という感覚が積み重なると、ダイエットという言葉自体を考えることがしんどくなってきます。やる気が出ないのではなく、すでに何度も挑戦してきた疲れが溜まっているだけかもしれないのです。
体重が増えていると気づいたとき、最初に来るのが罪悪感だとしたら、それはとても消耗します。「なんでこうなったんだろう」「やっぱり自分がだらしないから」という気持ちでスタートしても、長く続けられません。
まず、気づいたこと自体は素晴らしいことです。そして、この状況になっているのには、それなりの理由があります。自分だけが特別にダメなわけではない、ということを先に知っておいてほしいのです。
富士市・富士宮市の子育て世帯に多い、生活パターンのあるある
富士市や富士宮市で暮らしていると、車なしでは生活が成り立たないほど移動が車中心になります。保育園や幼稚園への送迎も車、職場も車、週末の買い出しも大型のショッピングモールやドラッグストアへ車で——。
一日の移動の大半が「乗る・降りる・乗る」の繰り返しで、気づけば数百歩しか歩いていない日もあるでしょう。
工業団地や製造業への勤務が多い地域柄、シフト勤務や早番・遅番の生活リズムを持つ世帯も多い。早番の週は朝食をまともに取れず、遅番の週は帰宅が遅くなって夕食が22時近くになる、ということが日常になっている家庭もあります。
夕方には習い事や学童の迎えがあって、その帰りにスーパーに寄って、なんとか20時前後に帰宅できたとしても、そこから夕食の準備が始まる。平日の夕食がコンビニやスーパーの惣菜になることも、この地域の共働き世帯にとっては特別なことではなく、普通の日常です。
こうした生活の中で、体重が増えていくことには、それなりの理由があります。
なぜ忙しい共働き世帯は太りやすいのか
「食事に気をつければいい」「もう少し動けばいい」という話は、頭ではわかっています。でも、それが難しい状況になっているのには構造的な理由があります。意志や根性の話ではなく、生活のパターンそのものが体重増加を引き起こしやすい形になっているのです。
食事の時間がバラバラになりやすい理由
「決まった時間に食べる」ことが、子育て共働きの生活では本当に難しいのです。
子どもの体調不良で急に予定が変わる日がある。会議が長引いて昼食を取れない日がある。遅番の日は夕食が遅くなり、早番の日は朝食を抜く。週によって食事の時間がまったく違う、という状態が常態化していませんか。
食事の時間が不規則になると、体が「次にいつ食べられるかわからない」という状態になりやすく、食べられるときにまとめて食べようとする方向に傾くことがあります。一日のどこかで「ちゃんと食べる時間がなかった」日ほど、夜になってまとめて食べてしまいやすい。
朝食を抜くことも、昼や夕方の食欲を強くする方向に働きやすいと言われています。「朝食を食べない分、カロリーが減るはず」という発想が、実際にはその後の食欲増加で相殺されてしまうことも少なくありません。
車移動が中心の生活で、歩く機会が自然と減っていく
自家用車での移動が中心になると、意識して歩こうとしない限り、一日の歩数が極端に少なくなります。
保育園の駐車場から玄関まで、職場の駐車場からオフィスまで、スーパーの駐車場から入口まで。一つひとつは数十歩の話でも、生活の全移動が車でつながれていると、気づいたら一日で2,000歩も歩いていなかった、ということが起きます。
昔に比べてなんとなく疲れやすくなった、階段を上ると少し息が切れる——そういった変化は、体重より先に「動かない生活」として体に現れてくることがあります。
「運動不足だとわかっているけれど、ジムに行く時間がない」という方はたくさんいます。だからといって、今の生活を全部変える必要はありません。車移動が中心でも、できることはあります。それは後の章で整理します。
睡眠不足とストレスが食欲や代謝に影響するしくみ
子育て中は、十分な睡眠を確保すること自体が難しい。子どもが夜中に起きる時期もあれば、寝かしつけのあとに家事が残っていて結局深夜になる、という時期もある。
睡眠が短い状態が続くと、食欲を抑える方向に働くホルモンが出にくくなり、翌日に甘いものや脂っこいものを欲しやすくなると言われています。「昨日あまり寝られなかった日は、なぜかお腹が空きやすい」という感覚を覚えたことがある方もいるのではないでしょうか。
また、慢性的な疲れやストレスがある状態では、体がエネルギーを蓄えようとする方向に傾きやすいことも知られています。「なんとなく食べてしまう」「甘いものが止まらない日がある」のは、意志の弱さではなく、体の状態がそういう方向に引っ張っているからかもしれません。
睡眠をもっと取ればいいのはわかっている。でも、取れない事情があるから困っている。そのジレンマを抱えながら過ごしている方に対して、「睡眠を大切に」と言うだけでは何も解決しません。ただ、そういうしくみがあるということを知っておくだけで、「またやってしまった」という自己嫌悪が少し和らぐことはあると思います。
子ども優先の食事が、親の食べ方を変えてしまう
子どもがいる家庭では、食事の内容や時間が子ども中心になりやすい。
子どもが好む食事は、揚げ物や炒め物、白いご飯が多くなりがちです。そして、子どもが残した分を「もったいないから」と親が食べてしまう。これが毎日の習慣になっていると、食べるつもりではなかったものをプラスで食べ続けることになります。
子どもに合わせて夕食の時間が早くなると、子どもが寝た後に「もう一度何か食べたい」という感覚になることもある。一日で二回夕食を食べているような状態になっているケースもよくあります。
「家族と同じものを食べているだけなのに、なぜ太るんだろう」という疑問を持つ方もいます。量だけでなく、食べるタイミング、残り物を追加で食べていること、子どもの食事を作りながらつまんでいること——そうした積み重ねが、一日のカロリーを静かに押し上げていることがあります。
「頑張ればできるはず」と思っていたのに続かない理由
ダイエットを何度か試みて、続かなかった経験のある方は多いと思います。「自分の意志が弱いから」と思い込んでいるかもしれませんが、続かないのには理由があります。
意志の問題ではなく、続けられない環境になっている
世の中のダイエット法の多くは、「毎日意識し続けること」を前提にして作られています。でも、子育て共働きの生活では、その前提がそもそも成り立ちにくい。
夕食の準備をしながら子どもの宿題を見て、洗濯物を畳みながら翌日の保育園の連絡帳を書く——そういう状態で、「今日の食事を記録しよう」「カロリーを計算しよう」という余裕が生まれにくいのは当然です。
意志力というのは、使えば使うほど消耗していきます。一日中仕事と育児で使い続けた後に、食事の選択まで意志力で乗り越えようとする設計になっているダイエット法は、疲弊している人にとって最初から無理が多い。
続かないのは、方法が自分の生活パターンに合っていなかった、ということです。それは自分自身の問題というより、方法との相性の問題です。
シフト勤務や不規則な勤務時間が体のリズムを乱す
早番・遅番・夜勤が週によって変わるシフト勤務の方にとって、「毎日同じルールを守る」タイプのダイエット法は特に向いていません。
夜勤明けに「食べてはいけない時間帯だから」と我慢しようとしても、睡眠と食事のリズムが昼夜逆転している状態では、通常のルールをそのまま当てはめることが難しい。無理に守ろうとして、かえって反動でドカ食いしてしまう、ということが起きやすくなります。
シフト勤務の方が「自分には無理」と思い込みやすいのは、その方の問題ではなく、一般的なダイエット法がシフト勤務者の生活を想定していないことの方が多い。「食べない努力」より「食べるタイミングと内容を少し変える」という方向から考えると、シフトが変わる週でも無理なく取り組みやすくなります。
夜遅い夕食、まとめ食い、疲れてからの間食が重なるパターン
帰宅が遅くなる日が続くと、夕食が22時近くになることもある。そういう日は、疲れていてとにかく早く何かを食べたくて、丼ものや麺類でサッと済ませる。お腹は満たされたけれど、なんとなく足りない気がして、寝る前に何かをつまむ。
このパターンは、意志が弱いからではなく、その時間帯に疲労がピークになっているからです。一番意志力が低下している時間帯に、最も食べたい衝動が強くなるという状態が重なっています。
また、「今日は忙しくてちゃんと食べられなかった」という日ほど、夜に帳尻を合わせるようにまとめて食べてしまいやすい。これも体の自然な反応で、一日の中で不足を感じていれば夜に補おうとするのは、ある意味では当然とも言えます。
「夜に食べすぎてしまう」のは習慣の問題ではなく、昼間の食事が足りていないことや、疲労がピークになる時間帯に食事が集中してしまう生活構造の問題であることが多い。
完璧にやろうとしなくていい – 現実的な食事の整え方
「全部変えなければ意味がない」と思うと、始める前から気持ちが重くなります。ここで提案することは、生活を大きく変えることではなく、今の生活の中で少しだけ違う選択をする、という程度のことです。
まず「食べる量を減らす」より「食べ方の順番」を変えてみる
量を減らすダイエットは、空腹感と毎日戦い続けることになります。それが続けにくい一番の理由でもあります。
食べる量を変えずに、食べる順番を少し変えるだけでも、血糖値の上がり方が緩やかになりやすいと言われています。野菜や汁物を先に食べて、最後に白いご飯や麺類を食べる——それだけのことです。
子どもと同じ食卓でも、自分だけ食べ順を変えることは難しくありません。「先にみそ汁を飲む」「サラダを先に食べてしまう」程度のことから始めてみると、食後の満腹感も変わってくることがあります。
「これを食べてはいけない」という禁止ルールより、「これを先に食べる」という小さなルールの方が、日常に取り入れやすい。まず一つ変えるとすれば、食べ順から試してみる価値はあります。
子どもの残り物を食べてしまう習慣を、罪悪感なく見直す方法
「もったいない」という気持ちは、悪いことではありません。でも、それが毎日続くと、食べるつもりのなかったカロリーが積み重なっていきます。
一番簡単な対処は、最初から子どもに出す量を少し減らすことです。残るから食べることになる。なら、残らない量から出してみる。それでも足りなければ追加すればいい。
どうしても残ってしまうときは、小さな容器に移して冷蔵庫へ。「翌日の子どものおやつ用」として取っておく、という発想に変えると、捨てる罪悪感もなく、自分が食べる必要もなくなります。
「残さず食べなければいけない」という感覚を少し手放してみると、毎日の食事がずいぶん変わることがあります。
忙しい日の夕食でも、太りにくい選び方のヒント
疲れた日に揚げ物や丼ものを選びたくなるのは自然なことです。それを全部やめる必要はありません。ただ、少しだけ組み合わせを変えることで、同じ「手軽な夕食」でも変わってくることがあります。
たとえば、丼ものだけで終わるのではなく、豆腐や卵を一品添える。麺類のときに野菜を一つ足す。白いご飯の量を少し減らして、その分みそ汁を一杯増やす。そういった小さな調整です。
夕食が遅くなりそうな日は、夕方に軽く何かを口にしておくと、帰宅後の食事量が少し落ち着きやすくなることがあります。仕事の合間に小さなおにぎりやチーズを一口食べておくだけでも、深夜の大食いを防ぐ助けになることがあります。
完璧な夕食を目指すのではなく、「今日できる範囲の選択」でいい。そういう割り切り方をするだけで、毎日の食事が少し楽になります。
コンビニやスーパーのお惣菜を上手に使う視点
コンビニやスーパーの惣菜を使うことへの罪悪感を、まず手放してください。毎日手作りすることが理想だとしても、それが難しい日は必ずあります。使い方次第で、惣菜も十分に活用できます。
たんぱく質が取れるものは選びやすいです。サラダチキン、ゆで卵、納豆パック、豆腐、蒸した魚——コンビニやスーパーで手軽に買えるものはたくさんあります。揚げ物が中心になりやすい日も、一品だけこういったものを追加するだけで食事の内容が変わります。
スーパーの惣菜コーナーは夕方以降に高カロリーのものが並びやすいため、「揚げ物が一つ、煮物が一つ」という組み合わせを意識しておくと選びやすくなります。
「手作りしていないから」「コンビニに頼っているから」という罪悪感は不要です。忙しい生活の中で、選べる範囲で少しだけよい選択をする。それで十分です。
運動しなくても、日常の動きを少し変えるだけでできること
「運動しなければ痩せない」と思うと、ジムに通えない自分はどうすればいいのか、という気持ちになります。でも、「運動」と構えなくても、今すでにしていることの中に、体を動かす機会を少し加えることはできます。
送迎・買い物・通勤のなかに「ながら活動」を取り入れる
子どもを保育園に送り届けた後、駐車場から少し歩く。スーパーで買い物するとき、あえてカゴを使って重さを感じながら歩く。仕事の合間に立ち上がって少し体を動かす。
「何かをやめて運動する時間を作る」より、「今やっていることに少し動きを足す」という発想の方が、子育て中の生活には現実的です。
信号待ちでかかとを上げ下げする、エレベーターがある場所で一度だけ階段を選ぶ、子どもの送迎中に待っている時間に少し歩く——一つひとつは小さくても、毎日積み重なれば無視できない量になります。
時間を作ることではなく、時間の中に少し動きを入れる、というイメージです。
車社会でも意識できる、小さな積み重ねの動かし方
富士市・富士宮市のように車移動が中心の地域では、「停めた後」を少し変えるだけで動きが変わります。
スーパーやドラッグストアの駐車場で、入口に近い場所ではなく少し離れた場所に停める。それだけで一回あたり数十歩が追加されます。週に5〜6回買い物に行くなら、それだけで数百歩の違いになります。
建物の中に入ってからも、エスカレーターがあっても一段ずつ階段を使う、広いスーパーを少し遠回りするルートで歩く、といった小さな選択が積み重なっていきます。
「歩数を増やさなければ」と意識しすぎると続きにくくなるので、「今日は少し遠くに停めてみた」という程度の感覚で取り組むのが長続きしやすいコツかもしれません。
子どもと一緒にできる体の動かし方
子どもと公園に行くとき、スマホを見ながら見守るだけでなく、一緒に体を動かしてみる。追いかけっこをする、一緒に走る、子どもの遊びに付き合う——それだけで、かなりの運動量になることがあります。
子どもが自転車やキックボードの練習をするとき、隣で歩く・走る・一緒に動く。家の中でも、子どもと体を使った遊びをするだけで、座っている時間が減ります。
「子どものために」と思うと続けやすい。自分のためだけだと後回しにしてしまうことも、子どもと一緒なら自然に体を動かせる。それを「運動した」と思わなくてもいいのですが、体にとってはちゃんと積み重なっています。
特別な時間を作らなくても、子育ての中に動きはすでにあります。それを少し意識するだけで、十分なスタートになります。
夫婦や家族で「体のこと」を話し合えると、少しだけ楽になる
ダイエットを「自分一人の課題」として抱え込むと、かなり消耗します。食事の管理も運動も、全部自分でやらなければという思い込みが、気持ちをさらに重くしてしまうことがあります。
どちらか一方が頑張るより、家事や食事準備を分担する視点
夕食の準備を一人で担っていると、自分が疲れているときの食材選びや献立が、どうしても手軽なものに偏りやすくなります。揚げ物やコンビニ惣菜が増えるのは、担当者が疲弊しているサインでもあります。
買い物や夕食の準備を少し分担するだけで、選ばれる食材が変わることがあります。「私がいつも全部やっている」という状況が続いているなら、それ自体を見直すことが、食事改善の一歩になるかもしれません。
「ダイエットしたい」と伝えるより、「最近疲れやすいから、食事を少し変えてみたい」という言い方の方が、パートナーに受け入れてもらいやすいことがあります。自分の健康のための話として共有すると、協力してもらいやすくなる場合があります。
夫婦どちらかが食事に少し気をつけるようになると、自然と家全体の食事が変わっていく、ということは実際によくあります。
パートナーに理解してもらいにくいと感じたとき
「運動すればいいじゃん」「食べすぎているだけでしょ」——そういう言葉が返ってくると、話すのをやめたくなります。自分のことをわかってもらえないという孤独感が、余計に気持ちを重くします。
パートナーに完全な理解を求めることより、「自分がやりやすい環境を整えること」に集中する方が現実的なこともあります。協力してもらえればラッキー、くらいの距離感の方が、がっかりするリスクが減ります。
「ダイエットの話を聞いてもらえない」と感じているなら、それは無理に共有しなくてもいい。一人で全部やろうとするのも疲れますが、理解してもらえないストレスも消耗します。医療機関や第三者のサポートを活用する選択肢もある、ということは頭の片隅に置いておいてください。
家族との関係は、ダイエットとは別に大切にできます。体のことは体のこととして、少しずつ自分のペースで取り組んでいける方法を探せれば十分です。
自己流でうまくいかないとき、どう考えればいいか
何度か試みて、何度か続かなかった。そういう経験が重なると、「もう自分には無理だ」という気持ちになることがあります。でも、そこで終わりにしなくてもいい、という話をして締めくくりたいと思います。
「続かないこと」は失敗ではなく、方法が合っていないサイン
3日で止まってしまったとしても、それは失敗ではありません。その方法が、今の自分の生活に合っていなかっただけです。
アプリで記録を続けようとしたけれど無理だった、食事制限をしようとしたけれど夜になると崩れた、ジムを契約したけれど行けなくなった——どれも、「ダメだった」のではなく、その方法が今の生活パターンと合わなかった、ということです。
続けやすい方法は人によって違います。生活リズムによっても違います。一つの方法がうまくいかなかったからといって、全部諦める必要はない。方法を変えれば、変わる可能性は十分にあります。
「また挑戦してみようかな」と思える状態を保つことが、長い目で見ると一番大切なことかもしれません。
生活習慣の整理だけでは限界を感じたときの選択肢
食事を少し気をつけている、動く機会を少し増やした、それでも体重がなかなか変わらない——そういう状況に入っている方もいると思います。
年齢とともに代謝が変化すること、ホルモンバランスの変化が体重に影響することは、生活習慣の改善だけではコントロールしにくい部分もあります。「もっと頑張れば変わるはず」と思い続けて消耗するより、一度立ち止まって考えてみる時期かもしれません。
健康診断で毎年体重増加を指摘されている、数年間じわじわと増え続けている、自己流でいくつか試したけれどどれも続かなかった——そういう状況が重なっているなら、一人で抱え込まずに専門家に相談するという選択肢があります。
それは「大げさ」でも「まだ早い」でもなく、ごく普通の選択です。
医療機関への相談を考えるタイミングと、気軽に相談できる場所について
ダイエット外来というと、「重症の肥満の人が行くところ」というイメージを持っている方もいるかもしれません。でも実際には、「自己流では難しいと感じている」「何度か試みたが続かなかった」「健診の数字が気になっている」という段階の方も、相談に来られています。
医師やスタッフに相談することで、体重だけでなく体全体の状態を一緒に確認してもらえます。「続かなかった」「何をやっても変わらなかった」という経験を話すことができる場所でもあります。
富士市や富士宮市の近くにもダイエット外来を設けているクリニックがあります。通院距離が現実的であることも、続けやすさに関わります。「受診=大変な状況になってから行くところ」ではなく、「少し話を聞いてもらいに行く」という感覚で訪ねていいところです。
毎日忙しい中で、体のことまで気にかけるのは本当に大変なことです。
この記事を最後まで読んでくださったということは、「何かを変えたい」「このままではまずいかもしれない」という気持ちが、どこかにあるのだと思います。
全部を一度に変えようとしなくていい。一つだけ、今日の食事で順番を変えてみるとか、明日の買い物で少し遠くに車を停めてみるとか、それくらいのところから始めてみてください。
「また続かなかった」でも、それは終わりではありません。生活は変わるし、合う方法は必ずどこかにあります。
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よくある質問(FAQ)

