この記事でわかること
- GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の5つの特徴
- 副作用・費用・リバウンドで後悔しないための確認ポイント
- 美容クリニック・オンライン診療・ダイエット外来の向き不向き
- 沼津市周辺から無理なく続けるための選び方
- 相談前にクリニックへ確認しておきたい質問リスト
近年、GLP-1関連薬を使った医療ダイエットへの関心が高まっています。美容クリニックやオンライン診療でも処方が広がり、「自分も試してみようか」と検討している人は増えています。
一方で、始めてみてから「思っていたのと違った」と感じる人がいるのも事実です。副作用が想像より辛かった、継続費用が予想を超えた、薬をやめたら体重が戻ってしまった——そういった声は決して珍しくありません。
ただし、こうした経験の多くは、薬そのものが問題というより、始める前の情報確認が不十分だったこと、受診先の選び方、続け方・やめ方の計画不足が原因になっているケースがほとんどです。
沼津市周辺では、車で通える範囲に複数の医療機関がありますが、距離だけでなく、初診時の確認内容や副作用時の相談体制まで見ておくことが大切です。
この記事では、GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の特徴と、沼津市周辺から始める前に確認しておきたいことを整理します。不安をあおることが目的ではなく、「何を確認しておけばよいか」をできるだけ具体的に伝えることを目的にしています。
GLP-1ダイエットで「思っていたのと違った」と感じる人は少なくありません
始めてから気づく、想定外のこととは
「思っていたのと違った」と感じる理由として多いのは、大きく3つのパターンです。
副作用の想定が甘かった。吐き気や倦怠感が出ることは知っていたが、自分はそこまでひどくはないだろうと思っていた。いざ始めてみると、特に投与・服用の初期に食欲がかなり落ちたり、仕事中に気分が悪くなる日が続いたりして、相談先がわからず困った——という状況です。
費用の全体像を把握していなかった。初回だけ安いキャンペーン価格で始めたが、2回目以降の薬代・診察料・検査料を合わせると、毎月の負担が思ったより大きかった。3ヶ月目に続けるか迷い始めた——という声もあります。
やめた後のことを考えていなかった。目標体重に近づいてから薬をやめたが、食欲が戻り、少しずつ体重が増えてきた。「結局どうすればよかったのか」という後悔が残った——こういうケースも少なくありません。
繰り返しになりますが、これらはほとんどの場合、薬の問題ではありません。始める前に何を確認しておくべきかを知っていれば、多くは防ぐことができます。
後悔しやすい人に共通しているのは「情報の偏り」
GLP-1ダイエットで思うように進まなかった人に共通しているのは、「薬の効果」についての情報は持っていたが、「副作用・費用・継続・やめ方」についての情報が不足していたという点です。
SNSや広告で目にする情報は、効果やビフォーアフターに関するものが多くなりがちです。一方で、「副作用が出たらどうするか」「どのくらいの期間・費用が必要か」「やめた後に何が起きるか」といった情報は、積極的に調べないと手に入りにくい部分があります。
この記事で確認できること
以下のチェックリストで、自分に当てはまる項目がないか確認してみてください。
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人のチェックリスト
□ 副作用について「たぶん自分は大丈夫だろう」と深く考えていない
□ 初回価格の安さだけで候補クリニックを選んでいる
□ 健診で血糖値・脂質・血圧・肝機能などを指摘されたことがある
□ 「薬を使えば自然に痩せられる」というイメージで考えている
□ やめた後のリバウンド対策を特に考えていない
□ 副作用が出たときにどこに連絡すればよいか確認していない
□ 3ヶ月後・6ヶ月後の費用がいくらになるか確認していない
1つでも当てはまる項目があれば、この記事を最後まで読んでみてください。
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の特徴①:副作用を「たぶん大丈夫」と考えていた
副作用は一部の人だけに起きる特別なことではなく、薬の性質上、一定の頻度でみられることがあります。事前に知っておくことで、焦らず対処できます。
吐き気・食欲不振・倦怠感などが出ることがあります
GLP-1関連薬を使い始めた後、よくみられる反応として以下のものがあります。
- 吐き気・胃のむかつき
- 食欲の大幅な低下
- 倦怠感・だるさ
- 便秘または下痢
- 腹部の不快感・胃もたれ感
これらは特に使い始めや用量を増やした時期に出やすい傾向がありますが、個人差があります。症状の程度も人によって異なり、ほとんど気にならない人もいれば、日常生活に影響が出る人もいます。
「副作用が出た=中止しなければならない」ということではありません。一方で、「慣れるまで我慢」という判断も、自己判断では難しい面があります。症状が続く場合は、自己判断せず、処方元のクリニックに連絡することが基本です。
用量を一時的に下げる、服用・投与のタイミングを調整するなど、対応できることがあります。また、強い腹痛や嘔吐が続く場合、脱水が心配な状況が続く場合は、早めに医師に相談してください。
副作用が出たときに相談できる体制があるかどうか
副作用への対処が難しいのは、「出てから初めて困る」ことにあります。始める前に、以下の点を確認しておくと安心です。
- 副作用が出たとき、電話で相談できるか
- 診察なしに用量調整してもらえるか、それとも受診が必要か
- 緊急の相談対応は可能か
副作用相談体制を確認するときのポイント
美容クリニック、オンライン診療、内科・ダイエット外来のいずれも、副作用への対応体制は医療機関によって異なります。「オンライン診療だから相談しにくい」「美容クリニックだから対応が薄い」と一概には言えませんが、どのような体制かを事前に確認しておきましょう。
問い合わせや初診の際に「副作用が出たらどのように連絡すればよいですか」と聞いてみるだけで、相談しやすい環境かどうかが見えてきます。
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の特徴②:初回価格や「お試し価格」だけで選んでしまった
GLP-1関連薬を使ったダイエットは、数週間ではなく数ヶ月以上続けることを前提に考えるものです。初回だけの費用で判断すると、継続費用で想定外の負担が生まれやすくなります。
3〜6ヶ月続けた場合の費用感を事前に確認しておくと安心
「初回9,800円〜」「お試し価格あり」といった案内は目に入りやすいですが、それが続く場合の費用とは別です。
3〜6ヶ月続けた場合の総額がどのくらいになるかを確認するには、以下の点を含めて聞いておく必要があります。
- 月ごとの薬代(用量が増えると薬代も変わる場合がある)
- 診察料(毎回の診察に費用がかかるケース)
- 検査料(血液検査や血圧測定が含まれるか)
- 初回以降の通常価格
費用の詳細については、[医療ダイエットのトータルコストを整理した記事]で詳しく解説しています。また、初回価格の仕組みについては[初回価格の注意点を解説した記事]も参考にしてください。
薬の用量・診察料・検査費用まで含めて考える視点
同じ薬でも、用量が変わると費用が変わる場合があります。また、定期的な血液検査が含まれるクリニックと含まれないクリニックでは、一見の費用が同じでも、受けられるサービスの内容が異なります。
初回の料金だけでなく、「3ヶ月続けたらどのくらいになりますか」と具体的に聞いておくと、比較しやすくなります。
「続けられるか」は価格だけでなく、サポート体制にもかかわります
安さだけで選んだクリニックで副作用への相談が難しかった、途中で進め方がわからなくなったという場合、費用を抑えても結果的に続けられなかったということになりかねません。費用と体制の両方を確認することが、長く続けるための選び方につながります。
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の特徴③:血糖値・血圧・肝機能などに不安があるまま始めた
健診で何らかの数値を指摘されたことがある人、複数の薬を服用している人は、GLP-1関連薬を使い始める前に、現在の健康状態を医師に確認してもらいましょう。
健診で数値を指摘されたことがある人は、事前確認が特に大切
血糖値・脂質・血圧・肝機能のいずれかを健診で指摘されたことがある人は、自己判断で始めるより先に、内科やダイエット外来で現在の状態を確認することをおすすめします。
また、以下に当てはまる方は、事前に医師への相談が必要なケースです。
- 糖尿病治療薬・血圧薬・脂質異常症薬などを使用している
- 膵炎の既往がある
- 重い胃腸障害がある
- 腎機能に問題がある
- 妊娠中・授乳中、または妊娠を考えている
「これらがある人は使えない」と断定することはできません。状態によって判断が分かれますし、現在の内服薬との組み合わせも確認が必要です。「自分は当てはまるかもしれないが、使えるのかどうか」は、医師に聞いてみてはじめてわかることです。
GLP-1関連薬と持病・他の薬との関係を確認しておく
GLP-1関連薬は、インスリン分泌を促進するタイプの薬(スルホニル尿素薬など)と一緒に使う場合、血糖が下がりすぎるリスクが生じることがあります。他にも、胃腸の動きに影響する薬との組み合わせには注意が必要です。
「ダイエット目的なので持病とは関係ない」と考えてしまいがちですが、体重管理に使う薬も薬であることに変わりはありません。現在の内服薬リストを持参して相談すると、安心して始めることができます。
体重以外の健康状態も含めて相談できる場所を選ぶ理由
内科やダイエット外来では、体重管理の相談だけでなく、血圧・血糖・脂質・肝機能などの状態を合わせて確認することができます。健診で数値を指摘されたことがある人にとっては、体重だけでなく、こうした数値も一緒に見てもらえる場所の方が相談しやすい場面があります。
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の特徴④:「薬を使えば自然に痩せる」と考えていた
GLP-1関連薬は、食欲や血糖の調節に関わる薬です。ただし「薬を飲めば(打てば)自然に体重が落ちる」というものではなく、食事や生活習慣と組み合わせて使うことで効果が出やすい性質のものです。
GLP-1関連薬が体に働きかける仕組みをざっくり理解しておく
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事後に腸から分泌されるホルモンに似た働きをします。インスリン分泌を促すこと、胃の動きをゆるやかにすること、脳の食欲中枢に作用して満腹感を長続きさせることなどが主な働きとされています。
これによって食欲が落ち着き、食べる量が自然に減る——というのが体重管理につながるメカニズムです。
ただし、このメカニズムを活かすには、食事の量や内容・間食・飲酒・睡眠など、日常の習慣と合わせて整えていく必要があります。「薬が勝手に体重を落としてくれる」という感覚で始めると、期待通りに進まないと感じることがあります。
なお、「マンジャロ(一般名:チルゼパチド)」はGIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用するGIP/GLP-1受容体作動薬であり、GLP-1受容体のみに作用する薬とは分類が異なります。また、リベルサスは経口のセマグルチド、ウゴービは注射のセマグルチドで、分類・使い方が異なります。薬によって働き方や使い方に違いがありますので、どの薬が候補になるかは医師に確認が必要です。
各薬剤の詳しい違いについては、[マンジャロについての解説記事]・[リベルサスについての解説記事]をそれぞれ参考にしてください。
食事・生活習慣の見直しが継続の鍵になりやすい
食欲が落ち着いた状態を「せっかくだから活かす」という意識が、継続につながりやすいです。食事の量・質・タイミングを見直す、間食や飲酒の頻度を確認する、睡眠時間を整えるといった取り組みが、体重管理の定着を助けます。
こうした生活習慣の相談にも対応しているクリニックかどうかも、選ぶ際の一つの基準になります。
途中で効果が感じにくくなったときにどう対処するか
しばらく続けると体重の変化が緩やかになる時期があります。いわゆる停滞期です。このとき、「薬が効かなくなった」と感じて自己判断でやめてしまう方がいますが、まずは担当の医師に相談することをおすすめします。
用量の見直し、食事内容や生活習慣の再確認、体重以外の数値(血糖・脂質など)の変化確認など、できることがあります。
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人の特徴⑤:やめた後のことを考えずにスタートした
GLP-1関連薬をやめた後に体重が戻るケースは少なくありません。「いつまで続けるか」「どうやってやめるか」「やめた後どう維持するか」を最初から考えておくと、後悔しにくくなります。
GLP-1ダイエットをやめた後にリバウンドしやすいケース
薬をやめると食欲が戻ってきます。食欲が落ち着いている間に食習慣を整えられていれば、そのまま維持しやすくなりますが、薬に食欲の調整を任せたままにしていると、やめた後に以前の食べ方に戻りやすくなります。
リバウンドしやすいケースには以下のような状況があります。
- 食事量・内容を特に見直さないまま薬だけで体重を落とした
- 体重目標に達したらすぐに薬をやめた
- やめるタイミングや方法を医師と相談せずに決めた
リバウンドを防ぐための具体的な考え方については、[GLP-1ダイエットとリバウンド対策の記事]でも詳しく解説しています。
薬をやめた後も続けられる食事・生活習慣を整える
薬を使っている間の過ごし方が、やめた後の結果を大きく左右します。食欲が落ち着いている期間を「食習慣を整える機会」と捉えると、継続後の維持もしやすくなります。
やめた後のリバウンド対策チェックリスト
□ 薬を使っている間に食事量・内容・間食の習慣を見直す
□ 体重だけでなく血糖・脂質などの数値の変化も定期的に確認する
□ 「いつまで続けるか」の目安を医師と相談しておく
□ やめるときの手順(急にやめるのか、徐々に減らすのか)を確認する
□ やめた後も体重・食事・生活習慣を定期的に見直す習慣をつける
「いつまで続けるか」を最初から相談しておくと安心
「目標体重に達したらやめる」という基準だけでは、やめた後の維持が難しくなることがあります。体重だけでなく、食習慣や生活習慣がどの程度定着したかも、やめ時の目安になります。
最初から「半年を目安に、食習慣が整ったタイミングで段階的に終了する」といった計画を医師と共有しておくと、出口が見えた状態で取り組めます。
美容クリニック・オンライン診療・ダイエット外来、それぞれの向き不向き
どの受診先が正解という話ではありません。自分の健康状態と目的に合う場所を選ぶことが、後悔しないための基本的な考え方です。
美容クリニックが向いている人、注意が必要な人
美容クリニックは、見た目やボディラインの変化を目的とした相談に慣れた環境です。体重管理を美容の延長で考えている方にとっては、相談しやすい雰囲気がある場合もあります。
一方で、血液検査・血圧管理・持病のフォローといった内科的な対応については、クリニックによって提供できる範囲が異なります。健診で数値を指摘されたことがある人や、他に薬を使っている人は、こうした点を事前に確認しておくとよいでしょう。
オンライン診療のGLP-1処方、便利さの裏にある確認ポイント
毎月クリニックに通う必要がなく、スマートフォンで完結できる手軽さは、オンライン診療の大きなメリットです。仕事や子育てで通院が難しい人には、実質的な選択肢になります。
ただし、オンライン診療には以下の点を確認しておくことをおすすめします。
- 処方前に既往歴・内服薬・健診結果の確認があるか
- 定期的な血液検査は含まれているか、または推奨されているか
- 副作用が出たときの相談窓口はどのような体制か
- 対面での確認が必要になった場合の対応はあるか
オンライン診療のGLP-1処方については、[オンライン診療の注意点を解説した記事]も参考にしてください。
ダイエット外来(内科・生活習慣病外来)が向いている人の特徴
内科を併設したダイエット外来では、体重管理の相談とあわせて、血糖・血圧・脂質・肝機能といった健康状態を診てもらうことができます。以下のような方には、相談しやすい環境になります。
- 健診で何らかの数値を指摘されたことがある
- 糖尿病・高血圧・脂質異常症などの治療を受けている、または受けていた
- 複数の薬を服用している
- 副作用が出たときに対面で確認したい
- 体重だけでなく健康全体を一緒に管理したい
美容クリニックやオンライン診療が向いていないというのではなく、自分の現在の健康状態に合った環境かどうかを確認することが大切です。美容クリニックとダイエット外来の詳しい違いについては、[美容クリニックとダイエット外来の違いを解説した記事]を参照ください。
マンジャロ・リベルサス・サクセンダなど、薬の種類と確認すべき違い
よく名前が出る薬を簡単に整理します。
| 薬剤名 | 有効成分 | 分類 | 国内での扱い |
|---|---|---|---|
| マンジャロ | チルゼパチド 注射薬 |
GIP/GLP-1受容体作動薬 | 2型糖尿病治療薬として承認 |
| ゼップバウンド | チルゼパチド 注射薬 |
GIP/GLP-1受容体作動薬 | 肥満症治療薬として承認 ※マンジャロとは区別 |
| ウゴービ | セマグルチド 注射薬 |
GLP-1受容体作動薬 | 肥満症治療薬として承認 |
| リベルサス | セマグルチド 経口薬 |
GLP-1受容体作動薬 | 2型糖尿病治療薬として承認 体重管理目的では適応外使用となる場合あり |
| サクセンダ | リラグルチド 注射薬 |
GLP-1受容体作動薬 | 日本では肥満症治療薬として未承認 使用される場合は自由診療・未承認薬としての扱い |
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。
同じ「GLP-1系の薬」と呼ばれることがあっても、分類・承認状況・使い方はそれぞれ異なります。どの薬が候補になるかは、健康状態・目的・保険の適用可否なども含めて医師と確認することが必要です。
各薬剤の詳しい解説は、[マンジャロについての記事]・[リベルサスについての記事]・[サクセンダについての記事]をご参照ください。
沼津市周辺から通う場合、続けやすい環境かどうかも大切な選択基準
続けやすさは薬の効果と同じくらい重要です。通院の負担が大きすぎると、それだけで途中で止まりやすくなります。
沼津市から通いやすいダイエット外来を選ぶポイント
沼津市・三島市・長泉町・清水町・富士市周辺にお住まいの方にとって、「静岡市まで毎月通う」「都内のクリニックを予約する」という選択は、継続のハードルが上がります。
月に1度の受診でも、仕事帰り・休日・子どもの送り迎えの合間にどう組み込むかを考えておくことが現実的です。「近ければよい」という単純な話ではありませんが、副作用や体調の変化があったときに相談しやすい距離感にあるかどうかは、選ぶ際の重要な基準になります。
沼津市周辺での医療ダイエットの選択肢については、[沼津市・医療ダイエット関連記事]でも整理しています。
初診は対面、2回目以降はオンライン診療という選択肢
近年は、初診のみ対面で行い、2回目以降はオンライン診療に切り替えられるクリニックも増えています。この形であれば、最初に血液検査や対面での診察で健康状態を確認したうえで、その後の通院負担を減らすことができます。
ただし、副作用や体調変化があった場合には、対面での確認が必要になることもあります。「オンラインだけで完結できるか」より「必要なときに対面で診てもらえるか」という視点で確認しておくと安心です。
近くに頼れるクリニックがあることの安心感
体重が思うように変化しない時期や、副作用が続く場面では、「気になったらすぐ相談できる」という安心感が継続を支える要素になります。遠方のクリニックや、相談がメール・チャットのみというケースでは、こうした場面で不安を感じやすくなります。
初診の際に「こういうときはどうすればよいか」を確認しておくと、いざというときに迷わず行動できます。
始める前に確認しておきたいこと:クリニックへの質問リスト
クリニックに問い合わせる前や初診の際に、以下の点を確認しておくと、受診先を選びやすくなります。
副作用が出たときの相談窓口・対応方法
吐き気や倦怠感が続いたとき、電話で相談できるか、それとも予約して受診が必要かは、クリニックによって異なります。「出てから初めて確認する」より、「始める前に確認しておく」方が、いざというとき慌てずに済みます。
血液検査・血圧・肝機能などのフォロー体制
定期的な血液検査がセットになっているクリニックと、必要時のみ検査するクリニックがあります。健診で数値を指摘されたことがある人や、生活習慣病の管理を含めたい人は、この点を確認しておくとよいでしょう。
用量調整の考え方と、やめ時の目安
薬の用量は一律ではなく、体重の変化・副作用の状況・目標に応じて調整されることがあります。また、「いつまで続けるか」についても、最初から担当医と方針を共有しておくと、長く続けやすくなります。
3〜6ヶ月続けた場合の費用の目安を聞いておく
初回のキャンペーン価格だけでなく、3ヶ月・6ヶ月続けた場合の概算を確認しておくと、費用面での想定外を防げます。薬代・診察料・検査料を含めた目安を聞いておきましょう。
食事・生活習慣の相談にも対応しているか
体重管理には食事や生活習慣の見直しが伴います。薬の処方だけでなく、食事内容や間食の見直し、運動習慣についても相談できる環境かどうかを確認しておくと、継続しやすくなります。
クリニックへの確認リスト
□ 副作用が出たとき、どのように相談できますか?(電話可・受診必要など)
□ 定期的な血液検査や血圧測定はありますか?
□ 薬の用量はどのように調整しますか?
□ やめる時期や減らし方は相談できますか?
□ 3〜6ヶ月続けた場合の費用の目安はどのくらいですか?
□ 食事や生活習慣についても相談できますか?
体重の数字だけでなく、体全体の変化を見ながら進める大切さ
体重を落とすことは目標の一つですが、体全体の健康状態を見ながら進めることが、長く続けるうえでも大切な視点です。
血糖・脂質・血圧・肝機能の変化もあわせて確認する
体重が減ることで、血糖値・脂質・血圧・肝機能の数値に変化がみられることがあります。ただし、これは全員に起きることではなく、もとの状態や生活習慣、体重変化の程度によって異なります。
定期的な血液検査があると、体重以外の変化も確認できます。「体重は変わっていないように見えても、血液検査の数値は改善していた」という場合もあれば、「体重は減ったが、他の数値の変化は緩やか」という場合もあります。数値の変化を見ることで、続ける意義が実感しやすくなることもあります。
「痩せた」より「健康に近づいた」という実感が継続につながりやすい
体重の変化だけを目標にしていると、停滞期に継続意欲が落ちやすくなります。一方で「血糖値が落ち着いてきた」「血圧が改善した」「肝機能が良くなった」という変化が確認できると、体重の動きが緩やかな時期にも続けやすくなります。
体重だけでなく、健康全体の変化を見ながら進める環境があるかどうかも、クリニック選びの一つの視点です。
沼津市周辺で生活習慣まで含めて相談できるクリニックの選び方
沼津市・三島市・富士市など静岡東部から通いやすく、体重管理と健康管理を一緒に相談できるクリニックを探している方は、内科やダイエット外来として機能している医療機関かどうかを確認するとよいでしょう。
[ダイエット外来のトップページ]では、当院の診療内容や対応できる相談について案内しています。
迷っているなら、まず一度「相談だけ」という使い方もあります
「自分に向いているかどうか」を確認するための初診
「相談に行く=GLP-1薬を使うと決めること」ではありません。
初診では、現在の体重・健康状態・生活習慣を確認したうえで、GLP-1関連薬が自分に向いているかどうか、どの薬が候補になるか、そもそも薬が必要な状態かどうかを判断するための話し合いをする場です。
「始めるかどうかを決めるための情報を集めに行く」という感覚で受診することができます。
決めなくてもいい、話を聞いてみるという選択肢
「副作用が心配で踏み切れない」「費用が続くか不安」「自分の状態で本当に使えるのか」——こうした疑問を整理するためだけに相談することも、医療機関の使い方の一つです。
相談の結果、「今は様子を見ましょう」「薬より先に生活習慣を整えましょう」という話になることもあります。それもまた、自分の健康にとって適切な判断です。
ダイエット外来は、薬を出すだけの場所ではありません
ダイエット外来は、処方で終わりではなく、体重の変化・副作用の状況・生活習慣の見直し・やめ方の計画まで含めて一緒に考える場所です。GLP-1関連薬が適切かどうか、他の方法が向いているかどうかも含めて相談できます。
「まず話だけ聞いてみる」という使い方から始めていただいても構いません。
まとめ
GLP-1ダイエットで後悔しやすい人に共通しているのは、薬そのものへの不満より、始める前の確認不足です。
5つの特徴をまとめると、
- 副作用を「たぶん大丈夫」と考えていた——相談体制を事前に確認しておくことで、副作用が出たときに慌てずに対処できる
- 初回価格だけで選んでしまった——3〜6ヶ月の総額を確認しておくことが大切
- 健診異常があるまま始めた——持病・内服薬・検査値がある人は、内科で確認してから判断する
- 薬を使えば自然に痩せると考えていた——食習慣・生活習慣の見直しとセットで進める
- やめた後のことを考えていなかった——やめ方・維持の方法を最初から医師と相談しておく
この5つを意識したうえで受診先を選ぶと、始めてから「思っていたのと違った」と感じるリスクを減らすことができます。
【参考文献】
- Wilding JPH, et al. Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity. N Engl J Med. 2021;384(11):989-1002.
- Jastreboff AM, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2022;387(3):205-216.
- Pi-Sunyer X, et al. A Randomized, Controlled Trial of 3.0 mg of Liraglutide in Weight Management. N Engl J Med. 2015;373(1):11-22.
- Davies M, et al. Semaglutide 2·4 mg once a week in adults with overweight or obesity, and type 2 diabetes (STEP 2): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet. 2021;397(10278):971-984.
- Rubino DM, et al. Effect of Continued Weekly Subcutaneous Semaglutide vs Placebo on Weight Loss Maintenance in Adults With Overweight or Obesity: The STEP 4 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2021;325(14):1414-1425.
- Aronne LJ, et al. Continued Treatment With Tirzepatide for Maintenance of Weight Reduction in Adults With Obesity: The SURMOUNT-4 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2024;331(1):38-48.
- 日本肥満学会. 肥満症診療ガイドライン2022. ライフサイエンス出版; 2022.
- 日本糖尿病学会. 糖尿病治療ガイド2022-2023. 文光堂; 2022.
- 日本内科学会. 肥満・メタボリックシンドロームの診断基準と治療指針. 2020.
- 厚生労働省. 医療広告ガイドライン(医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針). 2018年改定版.
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA). マンジャロ皮下注添付文書. 2023.
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA). ウゴービ皮下注添付文書. 2023.
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA). リベルサス錠添付文書. 2020.
- le Roux CW, et al. 3 years of liraglutide versus placebo for type 2 diabetes risk reduction and weight management in individuals with prediabetes: a randomised, double-blind trial. Lancet. 2017;389(10077):1399-1409.
- Nauck MA, Quast DR, Wefers J, Meier JJ. GLP-1 receptor agonists in the treatment of type 2 diabetes – state-of-the-art. Mol Metab. 2021;46:101102.
- Frías JP, et al. Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Type 2 Diabetes. N Engl J Med. 2021;385(6):503-515.
- 日本動脈硬化学会. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. 2022.
- 日本高血圧学会. 高血圧治療ガイドライン2019. ライフサイエンス出版; 2019.
- 日本肝臓学会. NAFLD/NASH診療ガイドライン2020. 南江堂; 2020.
よくある質問(FAQ)

