延命治療を拒否するには?リビングウィル・事前指示書の書き方と注意点

延命治療を望まない意思は、事前指示書に書き残し、家族とかかりつけ医・訪問医へ口頭でも伝えます。入院の説明を受けて迷っているときも、元気なうちに備えたいときも、受けたくない処置とその希望が当てはまる病状を分けて記すのが出発点です。
ただし、書面があっても、そのとおりに治療が行われない場合があります。この記事では、事前指示書に書く項目、希望を伝えるための記入例、家族・医師との共有や見直しの注意点を解説します。
延命治療を拒否する意思は書面と口頭で伝える
希望を伝えるには、書類を保管するだけでなく、実際に診療を受ける医師と内容を共有する必要があります。本人が判断できる間に、治療を受けるか受けないかの説明を聞き、自分の言葉で希望を伝えるのが基本です。
拒否を決める前に受けたい治療も伝える
事前指示書は、治療を拒否すると決めた人だけの書類ではありません。受けたい処置、望まない処置、説明を聞いてから選びたい項目を一緒に残せます。
「家族に負担をかけたくない」と思うと、自分が受けたい医療を口にしにくくなるかもしれません。
希望を書く中心に置くのは、本人が受けたい医療と過ごし方。費用や介護への心配が選択に影響しているなら、その心配も医師に伝えると、治療の希望と生活上の困りごとを分けて相談できます。
医師の説明を聞いて希望の意味をそろえる
「延命治療は受けたくない」という一言だけでは、どの場面で何を望まないのかが伝わりにくくなります。
まず、今の病状で提案される処置について、期待できる回復と身体への負担を医師に尋ねましょう。受けない場合の経過も聞くと、受けるかどうかを判断する対象が具体的になります。
説明を聞いた後は、自分が受け止めた内容を言葉にして医師へ返しましょう。「この希望は一時的な病気にも当てはまるのか」と確かめると、本人のつもりと診療側の読み取りがずれていないかを確認できます。
病状が変わったら書き終える前に相談する
元気なうちは、1度で全項目を埋めず、診察の機会に説明を聞きながら時間をかけて整理できます。完成までに必要な日数は一律ではなく、病状の説明を受けられているか、家族と希望を共有できているかで変わります。
一方、病状が急に悪くなった、入院や手術の説明を受けた、食べられなくなってきたときは、書面の完成を待たず、その週のうちに訪問医と話す場を持ちましょう。
すでに息苦しさが強い、意識がおかしいといった変化があるときは、書類の相談を優先せず、直ちに医療機関へ連絡してください。
訪問診療を利用していなければ、まず普段の診察を受けるかかりつけ医へ「今後の治療の希望を書きたい」と伝えれば相談を始められます。通院先がない場合は、高齢者の生活や介護の相談を受ける地域包括支援センターに連絡し、医療について相談できる窓口を尋ねる方法があります。
事前指示書には治療の希望と伝える人を書く
事前指示書に残したい柱は、どの医療を希望するか、自分が伝えられなくなったとき誰に意思を伝えてもらうかの2つです。治療内容の記入と、人の指名を分けると、読み手が必要な情報を探しやすくなります。
希望欄には自分で選んだ内容を残す
リビングウィルは将来受けたい・受けたくない医療をあらかじめ示す意思で、事前指示書ではその希望に加えて、意思を代わりに伝える人も記します。希望欄には処置名だけでなく、選んだ理由や当てはめたい病状も添えると、短い選択肢だけでは表せない意向が残せます。
| 記入する柱 | 残す内容 | 読み手が確かめる点 |
|---|---|---|
| 治療の希望 | 処置ごとの希望、当てはまる病状、迷っている項目 | どの場面で何を受けたいか |
| 代わりに伝える人 | 氏名、本人との関係、連絡先 | 誰に本人の希望を尋ねるか |
病名や処置名が分からない欄は、医師の説明を聞いてから書き足せるよう、質問を余白に残しておけます。家族が本人に代わって言葉を選ぶ場合も、その表現で自分の希望が伝わるかを確かめるのが大切です。
代わりに伝える人は事前に引き受けてもらう
代わりに伝える人には、希望を理解し、本人が話せなくなった場面でも医師へ説明できる人を選びます。家族に限らず、本人が信頼する身近な人も候補です。
名前を書くだけで済ませず、担ってもらいたい内容を説明して、引き受けられるかを本人に確かめましょう。その人の役目は自分自身の希望を選ぶのではなく、本人がどんな場面で何を望んでいたかを伝える点にあります。
連絡先と伝えてほしい内容をそろえる
指名した人の連絡先は、実際に連絡するときに使えるように記します。氏名、本人との関係、連絡がつく電話番号をそろえましょう。連絡がつきにくい時間帯や代わりの連絡先も、相手の了解を得たうえで添えられます。
複数の人に頼む場合は、最初に連絡する人を明確にして、同じ内容の写しを共有しておくのが実用的です。頼める人がいないときはその旨を医師へ伝え、本人の希望を診療の記録に残す方法や、関係する医療職で共有する範囲を相談できます。
延命治療の希望は処置ごとに選ぶ
すべての処置を同じ答えにそろえる必要はなく、希望は処置ごとに書き分けられます。「望む」「望まない」「医師と家族に任せる」のどれを選ぶかは、想定する病状での説明を受けて決めるのが基本です。
6つの処置を別々の項目にする
処置ごとに欄を分けておくと、1つを望まないという意思が、ほかの治療にも一括して当てはまると受け取られるのを防ぎやすくなります。名称だけで選ぶ前に、何を身体に行う処置なのか、どの場面を想定した質問なのかを確かめておくと安心です。
| 記入する処置 | 身体に行う内容 | 希望を選ぶ前の質問 |
|---|---|---|
| 心肺蘇生 | 心臓や呼吸が止まったときに回復を試みる処置 | 自分の病状では、回復後にどのような状態が見込まれるか |
| 人工呼吸器 | 機械を使って肺に空気を送り、呼吸を助ける治療 | 一時的な使用か、長く必要になる見込みか |
| 経管栄養 | 鼻や腹部から入れた管で、胃や腸へ栄養を送る方法 | 何の改善を目指し、どのような負担があるか |
| 点滴 | 血管に入れた針や管から水分や薬を入れる方法 | 水分補給か薬の投与か、何を目的に行うか |
| 人工透析 | 腎臓の働きを補い、血液中の不要な物質や余分な水分を除く治療 | 自分の病状ではどの程度の継続が見込まれるか |
| 輸血 | 不足した血液の成分を補う治療 | 出血への対応か、症状の軽減か、何を目指すか |
この表の処置名だけで希望を確定せず、実際に提案された内容と自分が想像する内容が一致しているかを医師へ尋ねましょう。特に「点滴を望まない」とだけ書くと、苦しさを和らげる薬の投与まで拒否するつもりなのかが読み取りにくくなります。
3つの選択肢に理由を添える
それぞれの処置で説明を受けた後に、希望する選択肢へ○をつけ、余白に理由を短く添えます。「望まない」を選んだ欄にも、想定した病状が書かれていれば、一時的に回復が期待できる場面との区別に役立ちます。
「医師と家族に任せる」を選ぶなら、誰と相談してほしいか、判断するときに何を大切にしてほしいかも添えるのが目安です。「説明を聞いたうえで、苦しさを減らす希望を重視して判断してほしい」といった言葉が、任せる範囲を伝える助けになります。
決められない項目は未定と明記する
判断する材料が足りない項目は、「未定」「説明を聞いてから決めたい」と記せます。空欄のままだと記入漏れか迷っているのかが伝わらないため、何が分からず保留したのかも残すと次の診察で話しやすくなります。
「任せる」は他の人の判断に委ねたい希望であり、まだ自分で決められていない状態とは意味が異なります。家族に急いで○をつけてもらうよりも、未定の項目を医師と確かめるほうが、自分の意思に合った記録につながります。
希望が当てはまる病状を言葉で添える
同じ処置でも、希望を当てはめたい場面が違えば選択は変わり得ます。処置欄の○と一緒に「どのような病状になったときの希望か」を書くと、本人が意思を示せない場面で読み取るための手掛かりになります。
回復の見込みを誰に確かめるかを書く
病状の条件は、本人や家族だけで医学的に判定する形にせず、医師の説明を踏まえて扱う形で記します。「回復の見込みがないと医師が判断したとき」という文は、その希望が当てはまる場面を示す書き方の一例です。
ただし、「回復」が何を指すかは、この一文だけでは曖昧さが残ります。病気の治癒、意識の回復、治療による今の状態からの改善のうち、どの見込みを指すのかを医師に確かめましょう。その説明を踏まえ、自分が意味する「回復」の内容を書面に添えます。
処置と病状を組み合わせて記入する
記入例はそのまま選択を勧める文章ではなく、自分の希望を具体的にするための言い方です。本人が想定していない病状や、説明を受けていない処置を、例文に合わせて書き込む必要はありません。
| 伝えたい希望 | 書き添える文の例 | 医師と確かめる点 |
|---|---|---|
| 条件が合うときに望まない | 意思を示せず、病気の回復が見込めないと判断された場合は、この欄の処置を望みません | 回復が見込めない病状の意味 |
| 回復の見込みに応じて受けたい | 一時的な悪化から回復が期待できる場合は、治療を受けたいです | どの処置に当てはめる希望か |
| 状況に応じた判断を任せたい | 書いていない病状では、私の希望を伝える人と相談して判断してほしいです | 相談する相手と重視してほしい希望 |
条件の文と処置欄が離れている書面では、その条件がどの処置にかかるのかを矢印や項目名で明確にできます。複数の紙に分けた場合も、氏名と作成日を各紙へ記し、同じ希望を構成する書類だと分かる形にしておくと取り違えを減らせます。
想定していない場面の希望も伝える
将来の病状をすべて書き尽くす必要はなく、書面にない状況が起きたときの相談相手を残す方法があります。代わりに伝える人へ、書いた条件に当てはまらないときは医師の説明を聞き、本人が大切にしていた希望を伝えてほしいと頼んでおけます。
また、声が出ない状態でも、文字や指さしで希望を伝えられる場合は、その時点の本人の意思を確かめる方法が検討されます。話せない状態になれば書面だけで決めるという意味にならないよう、「伝えられる間は私自身に確認してほしい」と添える書き方もあります。
延命治療を望まなくても苦痛を和らげる希望は残せる
延命治療を望まない場合も、痛みや息苦しさを和らげる緩和ケアは受けられます。拒否する処置の欄とは分けて、苦痛を軽くする治療や日々のケアを望むと明記しておくと、受けたい支援も伝わります。
苦痛を軽くする治療を希望欄に加える
「痛みや息苦しさを和らげる治療は希望します」という一文は、受けたい医療を明確にする記入例です。拒否の項目だけで書面を終えるより、残してほしい支援を具体的に示せます。
緩和ケアは、病気に伴う身体や気持ちのつらさを和らげる支援であり、本人の苦痛に応じて内容が選ばれます。書面には希望を記し、どの薬や方法が合うかは、その時点の症状に合わせて医師と相談する形にしておけます。
点滴の希望には投与の目的を添える
点滴の希望は、投与の目的ごとに書くと伝わりやすくなります。水分を補う希望と、症状を和らげる薬を使う希望を読み分けられるようにしましょう。例えば、「水分補給の点滴は病状に応じて相談し、苦痛を和らげる薬の投与は希望します」と書けます。
すでに「点滴を望まない」に○をつけている場合も、薬まで受けたくないという意味なのか、自分の希望を医師へ説明しましょう。処置名の印象で答えを固定せず、何のために行う医療かを聞いたうえで追記できます。
清潔や口のケアも続けたいと伝える
治療の希望には、口の中を清潔に保つケアや身体を楽な姿勢に整える支援を続けてほしいとも書けます。受けない処置を選んでも、快適に過ごすための手助けまで一緒に止める意思にはなりません。
療養中に苦痛が出たときは、事前指示書の選択欄だけで対応を決めず、症状を訪問医へ伝える必要があります。自宅で療養を支える看護師である訪問看護師が関わっているなら、苦痛を減らす希望と連絡方法を一緒に共有できます。
署名した書面は家族と診療を担う人へ渡す
書き終えた後は、日付と署名を入れ、希望を伝える人とかかりつけ医・訪問医に写しを渡します。自宅の保管場所を家族に知らせ、必要なときに探し出せる状態にするまでが、意思を届ける準備です。
手元の書面で日付と記入漏れを確かめる
署名する前に、処置ごとの○と、添えた条件の文が自分の希望に合っているかを読み返しましょう。本人が書いた日付と署名は、誰のいつの意思なのかを示す手掛かりになります。
| 手元で確かめる項目 | 書面に残す内容 | 不足していた場合の対応 |
|---|---|---|
| 処置ごとの希望 | 選択肢の○、未定の表示 | 空欄の理由を追記 |
| 希望が当てはまる場面 | 病状の条件、苦痛を和らげる希望 | 医師へ説明を求める項目を記入 |
| 日付と署名 | 作成日または更新日、本人の署名 | 本人の意思を確認して記入 |
| 写しの渡し先 | 代わりに伝える人、かかりつけ医・訪問医の名前 | 渡した日と受け取った相手を記録 |
| 保管場所 | 原本を入れるファイルや引き出しの場所 | 家族と伝える人へ所在を共有 |
手が動かしにくく自分で書けないときは、代筆した人の名前と日付を記し、本人がどのように意思を示したかも医師と記録する方法があります。字を書けるかどうかと、自分で希望を選べるかどうかを分けて扱うのが大切です。
受け取った人と次の対応まで確かめる
写しを渡した訪問医とは、記載した病状と現在の病状を照らし合わせ、希望を診療の記録へどう残すかを相談します。家族とは、書面の所在を確かめるだけでなく、本人が話せなくなったら誰が写しを持参し、医師へ説明するかまで共有するのが目安です。
介護サービスの利用を調整するケアマネジャーが関わっている場合は、本人の了承のもとで必要な範囲を共有できます。ケアマネジャーには、訪問医や訪問看護師との連絡先、関係者が同じ希望を把握するための連絡方法を調整してもらう形です。
介護サービスをまだ利用していない場合は、まず本人、家族、診療を受ける医師で書面の内容を確かめられます。共有のためだけにサービスの利用を始める必要はありません。支援が必要になった時点で、本人が望む範囲の情報を新しく関わる人へ渡していけます。
入院先でも使えるよう写しを持参する
書面を作った医療機関と入院先が異なる場合は、すでに渡したつもりでも、入院先に内容が届いているとは限りません。入院時は写しを持参し、病棟で担当する医師や看護師へ「治療の希望を書いた書面です」と伝えると確認につながります。
家では、受診時に持ち出す書類と一緒に写しを入れる方法や、家族が開けられる保管用ファイルにまとめる方法があります。本人しか開けられない場所に原本をしまう場合も、家族が使える写しを別に用意すると、意思を示せないときの備えになります。
書面の限界を踏まえて希望を更新する
事前指示書は、本人の意思を伝える重要な手掛かりですが、記載どおりの対応を一律に保証する書面ではありません。家族との話し合いの記録を残し、病状や気持ちが変わるたびに内容を更新すると、実際の判断に使いやすくなります。
法的な拘束力と救急時の限界を押さえる
日本の事前指示書には、医療者に記載どおりの対応を一律に義務づける法的な拘束力はありません。法整備の状況については、国会への政府の回答である2025年2月の答弁書でも、事前指示書に法的拘束力を持たせる方向での法整備は検討していないとされています。
救急の場面では、書面の内容や本人の意思を確かめる時間が限られ、希望どおりの対応にならない場合があります。書面を見せれば必ず処置を受けずに済むとは考えず、急変時に誰へ連絡するかを普段の診療で確認しておくのが備えになります。
家族が反対したら訪問医を交えて話す
家族と希望が一致しないときは、訪問医を交えて説明を聞く場を設け、本人が望む内容と家族が心配している点を分けて確かめます。訪問医がいなければ、かかりつけ医や入院中の担当医に、本人と家族で説明を受けたいと伝えられます。
話し合いの記録には、その後に関わる医療者へ経緯を伝える役割があります。賛成か反対かだけで終えず、本人の希望、説明を受けた内容、まだ一致していない点を残しましょう。話した日時と参加者も記します。
本人の意思を基本に話し合い、医療や介護を担う複数の職種で方針を検討する姿勢は、国の医療行政を担う厚生労働省の人生の最終段階の医療・ケアに関する案内でも示されています。意見がまとまらない場合は、担当医だけで抱えず、診療に関わるチームで検討する場を設けてもらうよう相談できます。
入退院や気持ちの変化に合わせて書き直す
いったん書いた希望も変更でき、以前の選択を守り続ける必要はありません。入退院や病状の変化に合わせて読み返し、内容が変わったら更新日を入れて、写しを渡した全員へ変更を伝えましょう。
| 見直すきっかけ | 確かめる内容 | 更新後の対応 |
|---|---|---|
| 入院・退院 | 今の病状でも希望が変わらないか | 入院先と退院後の担当医に共有 |
| 病状や治療の説明が変わったとき | 処置ごとの選択と病状の条件 | 変更した欄と更新日を記入 |
| 本人の気持ちが変わったとき | 受けたい治療と望まない治療 | 家族と医師へ変更を連絡 |
| 伝える人や連絡先が変わったとき | 氏名、電話番号、引き受ける意思 | 関係者が持つ写しを差し替え |
古い版を記録として残すなら、現在の希望と混同しないよう「旧版」と分かる表示を付けて分けておけます。書き直す余裕がないときも、変更したい意思を先に医師へ伝え、口頭で確認した内容を診療の記録に残してもらう方法があります。
よくある質問
全国共通の窓口へ提出して効力を得る書類ではなく、まずかかりつけ医・訪問医と、代わりに希望を伝える人へ写しを渡します。診療を受ける医療機関で保管方法を確かめ、入院先が変われば、その担当医にも共有する形です。
本人が内容を選べるものの手で書くのが難しい場合は、家族が代筆し、本人に内容を確かめる方法があります。代筆者の氏名と記入日、本人がどう意思を示したかを残し、医師にも確認してもらうと経緯が伝わります。
本人の希望を確かめられない場合は、家族の判断を本人が書いた希望として残すのは避ける必要があります。以前本人から聞いた言葉と家族自身の意見を分けて記録し、担当医と治療の方針を話し合ってください。
希望は変更でき、その時点で本人が伝えられる意思を改めて確かめるのが基本です。変わった気持ちは書き直しを待たず、家族と担当医へ伝えられます。
その後、変更した処置と日付を記し、関係者へ新しい写しを渡しましょう。受けたいと希望した処置が実際に行えるかは、病状と治療の効果・負担を踏まえて説明を受ける必要があります。
家族と意見が一致していなくても、本人の希望を書き残せます。書面だけで対立が解消するわけではないため、反対されている点も訪問医やかかりつけ医へ伝えるのが次の対応です。
本人と家族が一緒に説明を受ける場で、苦痛を和らげる医療は続けてほしいのか、どの病状を想定しているのかを確かめましょう。話した日時と、合意した内容、意見が分かれた点を残すと、その後の話し合いにも使えます。
全国一律の法定の有効期限は定められていません。古い書面でも現在の意思と同じかを確かめる必要があるため、入退院や病状の変化を機に読み返し、確認した日を残して医師と家族へ伝えると、いつの希望なのかが明確になります。



