夜遅い夕食・外食が多い男性更年期のダイエット|食事でまず見直すべきこと

  • 夜遅い夕食や外食が多くても、男性更年期のダイエットをあきらめる必要はありません
  • 問題は「夜に食べること」自体ではなく、飲酒、つまみ、締め、睡眠不足が重なることです
  • 男性更年期世代では、食事量を減らすだけでなく、筋肉を守る視点が欠かせません
  • マンジャロやリベルサスを考える場合も、診察や血液検査で体調を確認しながら進める必要があります
  • 富士市・富士宮市・沼津市周辺で体重や健診結果が気になる方は、医療機関で相談する選択肢があります
目次

夜遅い夕食や外食が多くても、男性更年期のダイエットは可能です

仕事の都合で夕食が21時、22時を過ぎてしまう。取引先との会食や付き合いで外食や飲酒が続く。そんな生活を送る男性は、富士市・富士宮市・沼津市周辺でも珍しくありません。

「夜遅くに食べるからダイエットができない」と考える方は多いですが、夜に食べること自体が問題の中心ではありません。問題は、夜の時間帯に食事量、飲酒、揚げ物などの脂質、塩分、締めの炭水化物がまとめて集中してしまうことです。

さらに男性更年期の世代では、加齢に伴う筋肉量の低下や活動量の低下が重なります。同じ食べ方をしていても、20代・30代の頃より体重が増えやすくなっている方は少なくありません。仕事のスタイルや会食の頻度をすぐに変えることは難しくても、食べ方の一部を調整することはできます。

生活を全部変える必要はありません。夜の食べ方、飲酒との付き合い方、タンパク質の摂り方、筋肉量を落とさない視点をセットで見直すことで、外食や飲酒が多い生活の中でも体重管理を進めることができます。

男性更年期で太りやすくなる背景|テストステロン、筋肉量、内臓脂肪

テストステロン低下だけで体重が決まるわけではない

男性更年期、いわゆるLOH症候群では、加齢に伴ってテストステロンが低下していきます。テストステロンは筋肉量、内臓脂肪の付き方、意欲、活動量などと関係するホルモンです。テストステロンが低下すると、疲労感や意欲の低下、筋肉量の減少、内臓脂肪の増加、性機能の悩みなどが表れることがあります。

ただし、テストステロンが低いからといって、必ず太るわけではありません。同じようにテストステロンが低下していても、体重が大きく変わらない方もいます。体重増加には、加齢そのもの、筋肉量の低下、活動量の低下、睡眠不足、ストレス、飲酒量、外食の頻度など、複数の要因が重なって関係しています。デスクワーク中心で移動が減った、以前は続けていた運動をやめた、というきっかけが重なっている方も多く見られます。テストステロンと体重の関係は、テストステロンが低いと太りやすいのかという記事でも詳しく扱っています。

筋肉が落ちると、夜の食べすぎが響きやすくなる

筋肉量が減ると、安静にしていても消費するエネルギーの量が下がります。若い頃と同じ量を食べていても、消費できる分が少なくなっている状態です。ここに夜のまとめ食いや飲酒が重なると、体重が増えやすくなります。

だからといって、食事量をただ減らせばよいわけではありません。極端に食事量を減らすと、脂肪だけでなく筋肉量まで落ちてしまい、かえって痩せにくい体になってしまいます。体重計の数字だけを見て食事を絞ると、見た目のわりに体力や気力が落ちたと感じる方もいます。男性更年期と筋肉量の関係については、男性更年期で筋肉が落ちやすい理由も参考になります。更年期とダイエットの全体像については、女性と男性の更年期とダイエットの関係でも解説しています。

男性更年期の体重増加は、ホルモンだけで説明できるものではありません。筋肉量、睡眠、飲酒、外食、活動量が重なって起こります。だからこそ、食事だけを極端に減らすのではなく、筋肉を守る視点が欠かせません。

夜遅い夕食で太りやすくなる本当の理由

夜にまとめ食いしやすい

日中、仕事に追われて昼食を軽く済ませたり、食事の時間が取れなかったりすると、体は空腹を強く感じます。その反動で、夜にまとめて量を食べてしまう方は少なくありません。空腹の状態で食べると、早食いにもなりやすく、満腹を感じる前に食べ過ぎてしまいます。忙しい日ほど、昼食を抜いて夜にまとめて食べるという流れになりやすい点は、多くの方に共通しています。

飲酒とつまみで摂取量が見えにくくなる

飲酒がある日は、さらに摂取量が見えにくくなります。アルコールには1gあたり約7kcalのエネルギーがあります。これは炭水化物より高く、脂質に近いエネルギー量です。加えて、お酒が入ると揚げ物や濃い味のつまみが進み、最後にラーメンや雑炊などの締めの炭水化物を食べる流れになりやすくなります。飲み会が続く週は、体重が数日単位で増えていくと感じる方も少なくありません。糖質ゼロのお酒であっても、アルコール自体のエネルギーは残ります。「糖質ゼロだから太らない」というわけではありません。

睡眠の質が落ちると翌日の食欲にも影響する

夜遅い時間の食事や飲酒は、睡眠の質にも影響します。睡眠が浅くなると、翌日の疲労感が強くなったり、食欲を抑えるホルモンの働きが乱れやすくなったりします。結果として、翌日また同じような食べ方を繰り返しやすくなります。睡眠と体重の関係は、男性更年期の睡眠不足と体重増加の記事で詳しく解説しています。

夜遅い夕食の問題は、時間そのものではありません。夜に食事量、飲酒、脂質、塩分、炭水化物が集中し、睡眠まで乱れていくことが問題です。

外食が多い男性がまず変えるべき食事の選び方

最初に見るのはカロリーより組み合わせ

外食が多い生活を、無理に自炊中心へ切り替える必要はありません。まず見直したいのは、カロリー計算よりも食事の組み合わせです。基本は「主食+主菜+野菜や汁物」という形をできるだけ崩さないことです。

避けたいのは、ラーメンとライスを一緒に頼む、丼と麺類を両方食べる、大盛りに揚げ物を重ねる、といった組み合わせです。主食と主食を重ねたり、揚げ物と飲酒と締めをワンセットにしたりする食べ方が続くと、摂取量が積み重なっていきます。出張や外回りが続く時期は、こうした組み合わせが自然と増えやすくなります。

定食・コンビニ・居酒屋での選び方

定食屋では、焼き魚定食や刺身定食、鶏肉料理など、主菜にタンパク質がしっかり入ったメニューを選びやすくなります。卵や豆腐、野菜の小鉢、味噌汁などの汁物を足すと、満足感を保ちながら食事量を整えやすくなります。

コンビニではサラダチキンだけに頼らず、ゆで卵、豆腐、焼き魚、具だくさんのスープなどを組み合わせると、選択肢が広がります。おにぎりを1個から2個に増やすよりも、主菜側にタンパク質を足すほうが、腹持ちと栄養バランスの両方を整えやすくなります。居酒屋では、揚げ物と締めの炭水化物を毎回セットにしないことがポイントです。焼き鳥や刺身、枝豆、冷奴など、タンパク質を含むメニューを先に選ぶ習慣をつけると、揚げ物や締めに偏りにくくなります。

タンパク質を削りすぎない

外食が多い方が体重を落とそうとするとき、真っ先に主菜を減らしてしまうことがあります。しかし主菜のタンパク質を削りすぎると、筋肉量が落ちやすくなります。男性更年期世代のダイエットでは、極端な糖質制限よりも、夜の主食量や締めの頻度を少しずつ調整するほうが、筋肉量を保ちながら進めやすくなります。

外食が多い人ほど、完璧な食事を目指すよりも、毎回崩れやすいパターンを減らすことが現実的です。タンパク質を残しながら、余分な主食、揚げ物、飲酒量を調整していきます。以下に、夜の食事・外食・飲酒・夜食それぞれで、避けたいパターンと見直しやすいパターンをまとめました。

場面 避けたいパターン 見直す方法
夕食 ラーメン+ライス、丼+麺、大盛り 主食を普通量にして、肉・魚・卵・豆腐を足す
外食 揚げ物、濃い味、締めの炭水化物が重なる 焼き魚、刺身、鶏肉、野菜小鉢、汁物を選ぶ
飲酒 毎日の飲酒、つまみ、締めがセットになる 量・頻度・つまみ・締めのどれかを減らす
夜食 菓子パン、ラーメン、アイスを習慣にする ゆで卵、豆腐、ヨーグルト、味噌汁に変える

※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。

飲酒・夜食をどう減らすか|完全にやめるより、まず頻度とセットを見直す

お酒より、お酒と一緒に増えるものに注意

「お酒さえ我慢すれば大丈夫」と考える方もいますが、実際に体重へ影響しやすいのは、お酒そのものよりも、お酒と一緒に増えるつまみや締めの食事です。揚げ物のつまみが続いたり、締めのラーメンや雑炊が習慣になったりしていないか、まず振り返ってみてください。

毎日飲酒をしている方は、休肝日を作る、量を決めておく、飲む時間を早める、つまみの内容を変える、といった見直し方があります。すべてを一度に変える必要はありません。どれか一つから始めるだけでも、摂取量は変わってきます。付き合いで飲酒の頻度そのものを減らせない場合は、つまみの内容や締めの有無から調整するほうが現実的です。

夜食はゼロよりパターン変更から始める

夜遅くに空腹が強く、眠れないほどつらい場合、無理に我慢を続けることが最善とは限りません。菓子パン、ラーメン、アイスなどを習慣的に食べている場合は、ゆで卵、豆腐、ヨーグルト、味噌汁など、タンパク質を含み消化に負担をかけにくい内容に置き換える方法があります。

ただし、糖尿病、腎臓病、肝臓病などの持病がある方は、自己流で食事内容を変えると体調に影響することがあります。持病がある場合は、医師に相談したうえで進めてください。

飲酒や夜食は、気合いでゼロにするより、頻度、量、一緒に食べるものを変えるほうが続きます。ただし持病がある方は、自己流で食事制限を進めてはいけません。

マンジャロ・リベルサスを考える前に確認したいこと

薬は乱れた生活を帳消しにする道具ではない

夜遅い食事や外食が続き、食欲が抑えにくい、体重が増え続けているという方にとって、マンジャロやリベルサスといった薬剤が選択肢になります。食欲に関わるホルモンの働きを利用した薬で、食事量が自然に減りやすくなる方もいます。

ただし、これらの薬は、乱れた生活パターンをすべて帳消しにする道具ではありません。薬を使っていても、夜の食事内容、飲酒、タンパク質の摂り方は、引き続き見直す必要があります。特に、薬の効果で食事量が大きく減ると、タンパク質が不足し、筋肉量が落ちやすくなります。食欲が落ち着いた分だけ外食や飲酒の頻度が減っても、主菜のタンパク質量まで一緒に減らさないよう意識してください。食事や生活習慣の見直しとあわせて検討することが前提になります。

副作用や適応は診察で確認が必要

マンジャロやリベルサスには、吐き気、便秘、下痢などの消化器症状が出ることがあります。副作用の出方には個人差があり、注意が必要です。また、膵炎の既往がある方、特定の甲状腺疾患がある方など、使用できない場合があります。既往歴、併用薬、血糖、肝機能、腎機能などを、診察と血液検査で確認したうえで判断します。

自己判断で量を増やしたり、途中でやめたりしてはいけません。個人輸入の薬を自己判断で使ってはいけません。体調や既往歴、検査結果により使えない場合があります。マンジャロを検討している方は、マンジャロの効果と注意点も確認してください。内服薬を希望する方は、リベルサスの特徴と注意点も参考になります。自由診療で使うダイエット薬の考え方についても、別記事で解説しています。

マンジャロやリベルサスは、医師の診察と体調確認のもとで検討する薬です。薬を使う場合も、夜の食事、外食、飲酒、筋肉維持を並行して考える必要があります。

受診を考えたほうがよいケース|血液検査で確認できること

健診で血糖・脂質・肝機能を指摘された場合

体重の増加とあわせて、健診で血糖、HbA1c、脂質、中性脂肪、肝機能、腎機能の数値を指摘されている場合は、体重管理を安全に進めるための判断材料になります。血液検査により、体重管理を進めるうえで注意すべき点を確認できます。健診結果が気になる方は、男性更年期と血糖・脂質・血圧の関係もあわせて確認してください。

疲労感、睡眠、性機能の悩みが重なる場合

体重増加に加えて、強い疲労感、意欲の低下、睡眠の悩み、性機能の悩みが重なっている場合は、更年期症状として泌尿器科や男性更年期外来で相談することも選択肢の一つです。

当院のダイエット外来では、体重管理、食事内容の見直し、薬剤を使う場合の安全確認を中心に相談を受けています。「痩せ薬だけがほしい」という形ではなく、医師の診察と必要に応じた血液検査、体調確認を重視しながら進めています。

体重増加に加えて健診異常や体調不良がある場合は、自己流で対策を続けるより、血液検査や診察で状態を確認したほうが安心です。

富士市・富士宮市・沼津市周辺で男性更年期世代のダイエットを相談したい方へ

富士市・富士宮市・沼津市周辺には、仕事や付き合いの都合で夕食が遅くなりやすい方、外食や飲酒が続きやすい方が多くいらっしゃいます。そうした生活背景を前提に、現実的な食事の見直し方を一緒に考えることができます。

当院のダイエット外来は、美容目的だけを強く煽るのではなく、健康管理や生活習慣病の予防としての体重管理を重視しています。マンジャロやリベルサスを希望される場合も、医師の診察と血液検査を行い、体調を確認しながら使用の可否を判断します。富士市・富士宮市でダイエット外来をお探しの方へ、沼津市周辺でダイエット外来を検討している方へも、あわせてご覧ください。当院のダイエット外来については、こちらのページで詳しく紹介しています。

夜遅い夕食や外食が多い生活でも、現実的な方法を一緒に考えることはできます。富士市・富士宮市でダイエット外来を検討している方は、「富士市・富士宮市でダイエット外来をお探しの方へのご案内」も参考にしてください。沼津市周辺から通院を検討されている方には、「沼津市でのダイエット外来の選び方」もご用意しています。当院の診療方針については、「富士在宅診療所が選ばれる理由」でも詳しくご紹介しています。

よくある質問(FAQ)

仕事で夕食が22時以降になる日が多いのですが、ダイエットは無理ですか?

無理ではありません。夕食の時間そのものよりも、一日を通した食事量、飲酒量、締めの食べ方、睡眠時間のほうが影響します。日中に軽い食事しか摂れない場合は、昼にタンパク質を少し多めに入れておくと、夜のまとめ食いを抑えやすくなります。夜の主食量を普段より少し控える工夫も現実的です。

外食が多い場合、何を選べばよいですか?

ラーメンとライスを一緒に頼む、丼と麺を両方食べる、大盛りに揚げ物を重ねるといった組み合わせを減らすことから始めます。魚、肉、卵、大豆製品などのタンパク質を含む定食を選ぶと、満足感を保ちながら食事量を整えやすくなります。完璧なメニューを目指すより、毎回崩れやすいパターンを減らすほうが続きます。

糖質ゼロのお酒なら、ダイエット中でも問題ありませんか?

糖質がゼロでも、アルコール自体のエネルギーは残ります。1gあたり約7kcalのエネルギーがあるため、量が増えれば摂取エネルギーは増えます。加えて、飲酒によってつまみや締めの食事が増えやすくなり、睡眠の質にも影響します。糖質だけでなく、量、頻度、飲む時間、つまみの内容もあわせて見直してください。

男性更年期で太った場合、テストステロンを補えば痩せますか?

テストステロンは筋肉量、内臓脂肪の付き方、意欲と関係するホルモンですが、補えば自然に痩せるとは言えません。体重増加には、食事内容、飲酒、睡眠、活動量の低下、生活習慣病など、複数の要因が関係しています。疲労感や意欲低下、性機能の悩みが強い場合は、泌尿器科や男性更年期外来で相談する選択肢があります。

マンジャロやリベルサスを使えば、夜遅い食事や外食が多くても痩せられますか?

食欲を抑える助けになる場合はありますが、生活パターンをすべて帳消しにする薬ではありません。薬を使っている間も、タンパク質を意識した食事、筋肉量を保つ工夫、体調確認は引き続き必要です。自己判断で量を増やしたり、中止したり、個人輸入の薬を使ったりしてはいけません。使用を検討する場合は、医師の診察と血液検査を受けたうえで判断してください。

【参考文献】
  1. 日本泌尿器科学会・日本Men’s Health医学会「LOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引き」
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコールとメタボリックシンドローム」
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコール」
  4. 日本イーライリリー株式会社「マンジャロ皮下注アテオス 電子化された添付文書」
  5. ノボ ノルディスク ファーマ株式会社「リベルサス錠 電子化された添付文書」
  6. 厚生労働省「医療広告ガイドライン」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次