・男性更年期では、眠りの浅さや疲労感が出ることがあります
・ただし、不眠や疲れをすべて男性更年期だけで説明するのは危険です
・睡眠不足は、食欲・活動量・飲酒習慣に影響し、体重管理を難しくします
・いびきや日中の眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の確認が必要です
・マンジャロ・リベルサスは体重管理の選択肢ですが、男性更年期や睡眠を直接治す薬ではありません
休日に長く寝ても疲れが取れない。 夜中に何度も目が覚める。 以前より体重が増えて、動くのが億劫になった。
40代・50代の男性では、こうした変化が重なって出ることがあります。
これらを「年齢のせい」で片づけるのは早すぎます。 男性更年期が背景にある場合もあります。 一方で、睡眠時無呼吸、生活習慣病、ストレス、飲酒、薬剤の影響でも同じような症状は起こります。
この記事では、眠れない、疲れが抜けない、太ってきたという三つの変化がなぜつながるのかを説明します。 そのうえで、現実的な対策と、医師に相談すべきタイミングを解説します。
男性更年期では「眠れない」「疲れが抜けない」ことがよくあります
男性更年期とは何か、LOH症候群についても知っておく
男性更年期は、医学的には「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれます。 加齢に伴って男性ホルモン(テストステロン)が徐々に低下することで、さまざまな症状が出る状態です。
主な症状として知られているのは、疲労感、意欲の低下、集中力の低下、眠りの浅さ、性欲の低下、ED(勃起障害)などです。 気分の落ち込みや、以前は楽しかったことへの興味が薄れる、という形で現れることもあります。
ただし、これらの症状が出ていても、テストステロンの数値だけで「男性更年期です」と診断することはできません。 テストステロンには日内変動があり、朝と夜で値が変わります。 測定するタイミングや体調によっても結果が変わるため、症状と採血の結果を組み合わせて評価する必要があります。
ただし、男性更年期だけで決めつけない
眠れない、疲れが取れない、という悩みは、男性更年期に特有のものではありません。
同じような症状は、以下の状態でも起こります。
・睡眠時無呼吸症候群 ・うつ状態、抑うつ ・甲状腺機能低下症 ・糖尿病 ・貧血 ・肝機能障害 ・薬剤の副作用 ・強いストレスや過労
「最近、疲れがひどい」と感じていても、それが男性更年期によるものとは限りません。 別の病気が隠れている場合があります。 疲労感や睡眠不調は「甘え」でも「気合い不足」でもありませんが、自己診断で決めつけることも危険です。
眠れない、疲れが抜けない、体重が増えたという変化が重なる場合は、症状、睡眠、体重、健診結果を合わせて確認することが出発点になります。更年期とダイエットの全体像に関してはこちらの記事を参照してください。
睡眠と疲労感は、体重増加ともつながる
睡眠の乱れ、疲労感、体重増加は、一見それぞれ別の問題のように見えます。 しかし、実際にはつながっています。
眠れないと食欲が乱れます。 疲れていると動きたくなくなります。 動けないと消費エネルギーが落ちます。 夜に飲酒や間食が増えます。 体重が増えると、今度は睡眠の質がさらに落ちやすくなります。
この三つが互いに影響し合うことで、どれか一つだけを改善しようとしてもうまくいかないことがよくあります。 この記事では、その連鎖の構造を一つずつ説明します。
| 項目 | よくある変化 | 確認すること |
|---|---|---|
| 睡眠 | 眠りが浅い、夜中に目が覚める、朝から疲れる | 睡眠時間、いびき、日中の眠気、飲酒習慣 |
| 疲労感 | 休んでも回復しにくい、集中力が続かない | 仕事への影響、気分の落ち込み、内服薬 |
| 体重・腹囲 | お腹まわりが増える、体重が戻りにくい | BMI、腹囲、夜食、飲酒、活動量 |
| 健診結果 | 血糖、脂質、肝機能、血圧を指摘される | HbA1c、LDL、中性脂肪、AST、ALT、γGTP |
| 男性更年期 | 意欲低下、性欲低下、ED、眠りの浅さ | 症状の経過、必要に応じたテストステロン評価 |
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。
なぜ男性更年期世代で睡眠の質が落ちやすくなるのか
テストステロン低下だけでなく、ストレスや生活リズムも関係する
女性の更年期では、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)による夜中の覚醒が睡眠を乱すことが知られています。 男性の場合は少し違います。 ホルモンの変化だけでなく、仕事・生活・習慣のさまざまな要因が重なって、睡眠の質が落ちていきます。
40代・50代の男性で睡眠を乱しやすい要因を挙げると、次のようなものがあります。
・テストステロンの低下 ・仕事や家庭のストレス、責任の重さ ・飲酒習慣(特に毎日の晩酌) ・夜間頻尿(寝ている間にトイレで目が覚める) ・運動不足 ・内臓脂肪の増加 ・睡眠時無呼吸症候群 ・就寝前のスマートフォン使用 ・深夜の残業や不規則な生活リズム
これらが一人の人間に重なっている場合、「テストステロンが下がったから眠れない」という単純な説明では足りません。 複数の要因が絡み合って、睡眠の質が落ちています。
夜中に目が覚める、朝早く目が覚める、眠りが浅い
睡眠の乱れには、いくつかのパターンがあります。
入眠困難は、布団に入ってもなかなか寝つけない状態です。 中途覚醒は、いったん眠れても夜中に何度も目が覚める状態です。 早朝覚醒は、予定より早い時間に目が覚めて、その後眠れない状態です。
男性更年期世代では、中途覚醒と早朝覚醒が訴えとして多い印象があります。 「眠れた気がしない」「6時間寝たのに朝から疲れている」という状態は、これに当てはまります。
また、仕事や人間関係のストレスが頭から離れず、眠りが浅くなることもあります。 深夜まで考えごとが続いたり、夜中に目が覚めてからまた悩みが浮かんだりするパターンです。 こうした睡眠の乱れも、翌日の疲労感と集中力低下につながります。
夜間頻尿や飲酒も睡眠を分断する
夜間頻尿とは、寝ている間にトイレに起きることです。 40代・50代の男性では、前立腺の問題や就寝前の水分摂取量、利尿薬の使用などが関係することがあります。 夜中に2回以上トイレで目が覚める場合は、睡眠が分断されて回復感が得られにくくなります。 夜間頻尿が続く場合は、我慢せず医師に相談してください。
飲酒については、「寝酒をすると眠りやすい」と感じている人が多いと思います。 しかし、アルコールは寝つきを早める効果がある一方で、睡眠の質を下げます。 アルコールが分解される過程でアセトアルデヒドが産生され、これが覚醒を促します。 その結果、飲酒後は夜中や明け方に目が覚めやすくなります。 寝酒は睡眠の質を下げます。毎晩の習慣になっている場合は、見直しの対象になります。
就寝前のスマートフォン使用も、ブルーライトによる影響や、情報刺激による覚醒状態の延長で、入眠を遅らせます。 深夜まで仕事のメールや動画を見てから寝るパターンは、睡眠時間と質の両方に影響します。
睡眠不足が続くと、疲労感と体重増加が悪循環になります
寝不足の日は食欲が乱れる
睡眠不足は、食欲に関わるホルモンのバランスを変えます。
グレリンは食欲を高めるホルモンで、睡眠不足が続くと分泌が増えやすくなります。 レプチンは満腹感に関わるホルモンで、睡眠不足では働きが弱まりやすいことが報告されています。 この変化によって、睡眠不足の日は「食欲が増えやすく、満腹になりにくい」状態になります。
ただし、ホルモンだけで体重増加が決まるわけではありません。 実際の行動として、寝不足の翌日は甘い飲み物や菓子パン、炭水化物を選びやすくなることが多いです。 昼に缶コーヒーを2本飲む、眠気覚ましに甘いものを口にする、という形で余分なカロリーが増えます。
疲れて動けないと、活動量が落ちる
疲れている人に「運動してください」と言うだけでは続きません。 それは意志が弱いからではなく、体がそれを許さない状態だからです。
日中の活動量は、意識せずに落ちていきます。 階段を避けてエレベーターを使う。 昼休みを席で過ごす。 休日に外出せず横になって過ごす。
こうした小さな行動の変化が積み重なって、消費エネルギーが減っていきます。 また、活動量の低下は筋肉量の減少にもつながり、基礎代謝が落ちやすくなります。男性の更年期ではテストステロンが減少し、内臓脂肪が増えるという悪循環が起こりやすい環境になっています。
夜の間食・飲酒・締めの炭水化物が増えやすい
夕方になるとエネルギーが切れてくる。 帰宅してからビールを飲みながらつまみを食べる。 夕食後にも甘いものが食べたくなる。 飲み会の後、締めにラーメンや丼を食べてしまう。
こうした夜の食行動の崩れは、「だらしないから」ではなく、日中の睡眠不足・疲労感・低血糖感が引き金になっていることが多いです。
夜の飲酒と間食を放置したまま体重管理を試みても、難しくなります。 また、夜遅い糖質やアルコールは、睡眠の質をさらに落とします。 その結果、翌朝の疲労感がまた強くなる、というサイクルが続きます。
寝不足を根性で埋め合わせるダイエットは続きません。 この悪循環の構造を理解したうえで、どこから手をつけるかを考えることが出発点になります。
いびき・日中の眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群も確認したい
「寝ているのに疲れる」は睡眠の質が悪いサインです
「7〜8時間は寝ているのに、朝から疲れている」という場合、睡眠時間ではなく睡眠の質に問題があることを疑う必要があります。
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に気道が閉塞して呼吸が止まる、または極端に浅くなる状態です。 呼吸が止まるたびに脳が覚醒し、睡眠が細かく分断されます。 本人はその覚醒に気づかないことがほとんどです。 気づくのは、隣で寝ているパートナーに「いびきがうるさい」「息が止まっていた」と指摘されてからという場合が多いです。
睡眠時無呼吸症候群の診断には検査が必要です。 症状だけで診断することはできません。
肥満と睡眠時無呼吸は悪循環を作ります
首まわりやお腹まわりに脂肪がつくと、仰向けに寝たときに気道が狭くなりやすくなります。 これが睡眠時無呼吸を起こしやすくする要因の一つです。
一方、睡眠時無呼吸があると日中の眠気や疲労感が強くなり、活動量が落ちます。 活動量が落ちると体重が増えやすくなり、さらに気道が狭くなるという悪循環が生まれます。 加えて、睡眠時無呼吸は血圧や血糖にも悪影響を与えやすく、生活習慣病との関係も深いです。
いびきと日中の眠気を軽く見てはいけません。
放置せず、必要に応じて検査を受ける
以下のような症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の確認が必要です。
・大きないびきをかく ・寝ている間に呼吸が止まると指摘された ・朝起きても疲れている、頭が重い ・日中に強い眠気がある ・会議中や授業中に眠ってしまう ・血圧が高い ・体重や腹囲が増えてきた
特に注意が必要なのは、運転中の眠気です。 運転中に強い眠気がある場合は、運転を控えて医療機関に相談してください。 睡眠時無呼吸による居眠り運転は、交通事故の原因になります。
男性更年期世代のダイエットは、疲れている前提で組み立てる
いきなり運動量を増やそうとしない
疲労感が強い時期に「週3回ジムに行く」「毎日30分走る」という目標を立てても、続きません。 それは本人の問題ではなく、疲れた体に過大な負荷をかけているからです。
最初のステップは、日常の活動量を少し取り戻すことです。 ・エレベーターの代わりに階段を1フロア使う ・昼休みに10分外を歩く ・帰宅後に5〜10分だけ近所を歩く
このくらいの変化で十分です。 眠気が強い日は、無理に運動するより睡眠評価を優先してください。 睡眠時無呼吸が疑われる状態で運動量を増やしても、根本的な解決にはなりません。
男性更年期ではテストステロンの減少にともなって、筋肉量が減少する傾向にあります。
まず夜の崩れたパターンを一つ減らす
生活全体を一気に変えようとするとうまくいきません。 まず、夜に崩れているパターンを一つだけ変えることから始めると続きやすいです。
取り組みやすい順に挙げます。
・夕食後の間食を週3回は控える ・寝酒を毎日から週2〜3回に減らす ・夜12時以降の食事をやめる ・就寝1時間前はスマートフォンを置く ・夕食が遅くなった日は、炭水化物の量を半分にする
寝酒は睡眠の質を下げます。 夜食と飲酒を同時に続けると、体重は落ちにくくなります。 どちらか一方でも減らすだけで、翌朝の状態が変わることがあります。
タンパク質と筋肉を守る
食事量を減らすダイエットだけでは、筋肉も一緒に落ちやすくなります。 筋肉が落ちると疲れやすくなり、基礎代謝も下がります。 男性更年期世代では、筋肉量を守る視点が特に必要です。
朝食や昼食でタンパク質を確保してください。 卵、豆腐、納豆、鶏肉、魚、ギリシャヨーグルト、チーズなど、選びやすいものを毎食一品意識するだけで変わります。
極端な糖質制限や断食は続きません。 筋肉を落とすダイエットは、疲れやすさを悪化させます。 体重を落とすことより、体の機能を維持しながら体重を管理することを目指してください。
マンジャロ・リベルサスは睡眠や男性更年期の薬ではありません
体重管理の選択肢になることはある
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)とリベルサス(一般名:セマグルチド)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発された薬剤です。 食欲を抑える作用があり、体重管理の目的でも使われるようになっています。
ただし、これらは男性更年期の治療薬ではありません。 睡眠障害や疲労感を直接治す薬でもありません。
体重増加、血糖値の管理、内臓脂肪の軽減という面で選択肢になる場合はあります。 しかし、薬で体重が減ったとしても、睡眠時無呼吸症候群や疲労感の原因評価は別に必要です。 薬だけで生活習慣の問題は解決しません。
体重管理の選択肢として、週に1回の注射タイプのマンジャロ(チルゼパチド)や飲み薬のタイプのリベルサス(経口セマグルチド)があります。体重、BMI、既往歴、現在の薬、採血結果を確認したうえで、使用するかどうかを判断します。
マンジャロやリベルサスについて詳しく知りたい方は、各薬剤の記事で効果と注意点を確認してください。
使う前に、BMI・採血・既往歴・内服薬を確認する
マンジャロ・リベルサスを使用する場合は、医師の診察が前提です。 使用前に確認すること:BMI、体重、腹囲、血糖、HbA1c、脂質、肝機能、腎機能、既往歴、現在の内服薬。
副作用として、以下が報告されています。
・吐き気 ・嘔吐 ・下痢 ・便秘 ・食欲の極端な低下 ・脱水 ・胆のうへの影響(胆石、胆嚢炎) ・膵臓への注意(膵炎の報告例がある) ・腎機能への影響(脱水を介した悪化) ・糖尿病治療薬を併用している場合の低血糖リスク
副作用を理解せずに使ってはいけません。 使用前に診察と採血が必要です。
自己判断の使用・個人輸入は避ける
自己判断で増量してはいけません。 自己判断で中止してはいけません。 個人輸入で使用してはいけません。
副作用が出た場合は、自己判断で続けず医師に相談してください。 吐き気が続く、脱水気味になる、胃や腹部に強い痛みが出るなどの症状があった場合は、すぐに相談が必要です。
また、睡眠時無呼吸や強い疲労感がある場合は、薬の使用より先に、その原因の評価が必要になることがあります。
どのタイミングで医師に相談すべきか
健診結果が悪くなってきた
以下に当てはまる場合は、医師に相談してください。
・血糖値やHbA1cを指摘された ・LDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪が高い ・AST・ALT・γGTPなど肝機能の値が上がっている ・血圧が高い、または130/80mmHgを超えている ・体重や腹囲が年々増えている
健診で異常を指摘された場合は、放置してはいけません。 体重増加と検査値異常が重なる場合は、生活習慣病の入口になっていることがあります。 健診結果を持参すると、相談の場で話がしやすくなります。
疲労感・眠気が仕事や運転に影響している
以下に当てはまる場合も相談の目安になります。
・2〜4週間以上、疲労感が続いている ・朝起きてもだるさが取れない ・日中に強い眠気がある ・会議中に眠ってしまう ・いびきや呼吸の止まりを指摘された
運転中の眠気は放置してはいけません。 強い眠気が続く場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査を検討してください。
性機能や気分の変化も重なっている
・性欲の低下が気になる ・ED(勃起障害)が続いている ・意欲が全体的に落ちた ・気分の落ち込みが2週間以上続いている ・自己判断でサプリやホルモン系製品を試そうとしている
ホルモン系製品を自己判断で使ってはいけません。 EDや性欲低下が気になる場合は、泌尿器科や男性更年期外来も相談先になります。
悩みごとをすべて一つの診療科で解決しようとしなくて大丈夫です。 悩みの中心がどこにあるかによって、相談先を選ぶほうが結果として早く動けます。
| 悩みの中心 | 相談先の目安 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 性欲低下・ED | 泌尿器科、男性更年期外来 | 症状、テストステロン、ホルモン治療の適応 |
| 体重増加・健診異常 | ダイエット外来、内科 | BMI、血糖、脂質、肝機能、食事内容 |
| いびき・日中の眠気 | 睡眠時無呼吸の検査ができる医療機関 | いびき、無呼吸、眠気、血圧 |
| 気分の落ち込み | 内科、心療内科、精神科 | 睡眠、食欲、意欲、仕事への影響 |
※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。
体重増加と健診異常が中心の悩みであれば、ダイエット外来も相談先の一つになります。 「疲れているだけ」と我慢し続ける必要はありません。 睡眠・疲労感・体重・健診結果が重なっているなら、一度、原因を確認してください。
富士市・富士宮市・沼津市周辺で、睡眠・疲労感と体重増加が気になる男性へ
当院で相談しやすい内容
富士在宅診療所のダイエット外来は、静岡県富士市にある医療機関です。 富士市、富士宮市、沼津市周辺にお住まいの方が主な対象になります。
当院では、体重だけを見るのではなく、睡眠の状態、疲労感の程度、健診結果(血糖・脂質・肝機能・血圧)を合わせて確認します。 美容目的のみの痩身ではなく、生活習慣病予防と体調管理を重視した内容です。
初診では医師が診察を行います。 必要に応じて採血を行い、現在の体の状態を確認します。 健診結果をお持ちの方は持参していただくと、相談がしやすくなります。
マンジャロ・リベルサスを希望される場合も、副作用・適応・注意点を説明したうえで、使用できるかどうかを診察と検査をもとに判断します。
当院は体重管理の相談先の一つです。 すべての問題を当院で解決できるわけではありませんが、体重、食事、睡眠、検査値を合わせて確認する場として活用してください。
必要に応じて他科受診も含めて考える
男性更年期の診断、テストステロンの評価、ホルモン補充療法の相談が必要な場合は、泌尿器科や男性更年期外来での受診が適しています。 当院はホルモン治療の専門外来ではないため、その点はご了解ください。
睡眠時無呼吸症候群の精密検査(ポリソムノグラフィーなど)が必要な場合は、対応できる医療機関での検査をお勧めします。
睡眠不調、疲労感、体重増加は別々の問題に見えて、実際にはつながっていることがあります。 どこから手をつければよいかわからない場合は、体重と健診結果の確認から始めると入り口として使いやすいです。
富士市・富士宮市でダイエット外来を検討している方は、「富士市・富士宮市でダイエット外来をお探しの方へのご案内」も参考にしてください。沼津市周辺から通院を検討されている方には、「沼津市でのダイエット外来の選び方」もご用意しています。当院の診療方針については、「富士在宅診療所が選ばれる理由」でも詳しくご紹介しています。
よくある質問(FAQ)
【参考文献】
- 日本泌尿器科学会・日本Men’s Health医学会「LOH症候群診療ガイドライン」
- 厚生労働省「e-ヘルスネット:男性更年期障害(LOH症候群)」
- 厚生労働省「e-ヘルスネット:睡眠時無呼吸症候群(SAS)」
- 厚生労働省「e-ヘルスネット:睡眠と生活習慣病との深い関係」
- 厚生労働省「e-ヘルスネット:アルコールと睡眠」
- 日本睡眠学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」
- 日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群の診断と治療」
- 日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」
- 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」
- Spiegel K, et al. “Sleep curtailment in healthy young men is associated with decreased leptin levels, elevated ghrelin levels, and increased hunger and appetite.” Ann Intern Med. 2004;141(11):846-850.
- Taheri S, et al. “Short sleep duration is associated with reduced leptin, elevated ghrelin, and increased body mass index.” PLoS Med. 2004;1(3):e62.
- Leproult R, Van Cauter E. “Effect of 1 week of sleep restriction on testosterone levels in young healthy men.” JAMA. 2011;305(21):2173-2174.
- Harsch IA, et al. “Leptin and ghrelin levels in patients with obstructive sleep apnoea: effect of CPAP treatment.” Eur Respir J. 2003;22(2):251-257.
- 医薬品インタビューフォーム「マンジャロ皮下注(チルゼパチド)」日本イーライリリー
- 医薬品インタビューフォーム「リベルサス錠(セマグルチド)」ノボ ノルディスク ファーマ
- PMDA「マンジャロ皮下注 添付文書」
- PMDA「リベルサス錠 添付文書」
- 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」2018年、最終改訂版
- 厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書(第3版)」

